イディアコーポレーションの新たな挑戦
神奈川県横浜市に本社を置く株式会社イディアコーポレーションは、人的資本を重視した社員育成に向けて『ビジョンマップセミナー』を実施しました。このセミナーは、社員のキャリア自律と組織のエンゲージメントを高めることを目的とし、経験豊富な社外取締役吉本明加氏を講師に迎えています。
1. 人的資本経営の重要性
イディアコーポレーションが目指すのは、社員一人ひとりを企業の価値を高める重要な資源として捉え、教育や体験を通じてその成長を支援することです。創業138年を誇る同社では、製造業の現場での多様な人材の活用が求められており、キャリア開発室を新設することで、社員の成長を促進する取り組みが始まりました。
2. ビジョンマップセミナーの構成
このセミナーは、視覚的かつ体験的に自己理解と組織理解を深めるプログラムです。参加者は、自身の強みや価値観を見直し、人材としての価値を可視化することを目的としています。具体的な流れは以下の通りです。
2.1 事前課題の実施
まず、キャリアコンサルタントとの面談を通じて、過去の職務経験やスキルを整理。自身の強みを再確認し、人的資本としての自己評価を深めました。
2.2 組織の強みの可視化
チームごとに現状の強みを明文化し、その情報を元にグループでディスカッションを行うことで、組織の多様性と共通性を理解する機会が作られました。
2.3 自己理解の深堀り
タイムノート®を用いて、自身の強みの再発見やフィードバックを受けることで、非認知的スキルの発見に繋がりました。特に、自身の強みを正しく理解することは、今後の研修や実務、自己学習の進め方に大きな影響を与える要素となります。
2.4 未来のビジョン描画
キャリアとプライベートの理想的な状態をビジュアル化し、個人のビジョンと組織目標の接続を図りました。自分の未来像を描くことで、より具体的な目標形成を促しました。
2.5 プレゼンテーションと応援の時間
最後に、自分の描いたビジョンを仲間と共有し、フィードバックを得ることで、心理的安全性を提供し、行動の変容を促進しました。
3. 参加者からの反響
参加者からは、「明確な目標設定が重要であると再認識した」「自分のキャリアを具体的に考える良い機会になった」などのポジティブな声が寄せられました。このように、セミナーは社員にとって有意義な経験となったようです。
4. 今後の展望
アンケート結果からは、今後の自己理解やマインド形成を含む継続的な研修への需要が高く、デジタルトランスフォーメーションや組織開発に関する研修にも期待が寄せられています。イディアコーポレーションは、引き続き社員一人ひとりのエンゲージメントを高め、戦略的に育成を進めることで、持続可能な企業価値の創出に取り組んでいきます。
5. 会社概要
イディアコーポレーションは、「はたらく」を創造し、「しあわせ」を実現するというビジョンを掲げ、多岐にわたる事業を展開しています。今後も、社員の人的資本を見える化し、組織全体の力を引き出す取り組みを継続していく方針です。