漁業体験ブランド「湊-KAMAKURA-」が鎌倉に登場!
神奈川県・鎌倉市で、新しい漁業体験ブランド「湊-KAMAKURA-」が本格的にオープンしました。このブランドは、独自の「たこつぼオーナー体験」を含む、消費者と漁業者の双方に新たな価値を提供する試みです。株式会社PocketPortが運営するこの体験では、都心からのアクセスも良好な腰越漁港から相模湾を舞台に、漁師歴18年の関澤船長とともに、リアルな漁師体験を楽しめます。
漁業とエンタメの新しい融合
近年、相模湾では環境問題により漁獲量が減少し、漁業者が収入を安定させることが困難になっています。また、国民の多くが海とのつながりを感じる機会が減少し、漁業者は新たな収入源を求めています。このような背景のもと、PocketPortは漁業を「エンタメ化」することで、漁師にとっての新たな収益機会の創出を目指しました。
「湊-KAMAKURA-」は、ただの観光やレジャーではなく、漁業者が持つ知識や技術をもとに、消費者に深い海とのつながりを提供する場を提供します。具体的には、オンライン体験と現地での漁師体験が組み合わさったプログラムが用意されています。
たこつぼオーナー体験の魅力
「たこつぼオーナー体験」では、参加者がオンラインで5つのたこつぼのオーナー権を購入します。漁の準備期間中には、タコ漁に関する限定コンテンツが配信され、皆さんは漁業の仕組みを学びながら楽しむことができます。
漁当日にはYouTubeでライブ配信が行われ、自分のたこつぼにタコが入っているかをリアルタイムで観察できます。もしタコが獲れた場合、そのタコは下処理され、冷凍されて自宅に届きます。タコが入っていなかった場合でも、漁師が採った腰越名産の塩蔵わかめが贈られます。これは、子どもたちの食育にも役立つ楽しい体験です。
刺し網漁業体験の楽しさ
もう一つの魅力的な体験は「刺し網漁業体験」です。この体験では参加者は実際に海で網を張り、魚や甲殻類を捕まえる本格的な漁体験ができます。相模湾の豊かな海の幸を味わえるチャンスです。
参加者は少人数制のため、漁師から直接魚を取るためのコツや知識を習得することができ、漁業の実態を身体で感じることができます。また、漁の後には次の漁に備えて網を整備する陸上作業も体験できるため、漁業者の仕事への理解も深まります。
地域との関わりと持続可能な未来
この取り組みは、消費者に新たな体験価値を提供するだけでなく、漁業者にとっての安定した収益確保にも寄与しています。地域の漁業を支援しつつ、持続可能な水産業を推進する試みは、観光業とも結び付き、より広域的な経済活性化にも繋がることでしょう。
PocketPortは、これからも漁業の新たな可能性を追い求め、消費者との距離を縮める取り組みを継続していく予定です。興味がある方は、ぜひ公式サイトで詳細をチェックしてください。