聖光学院の新たな教育モデル
神奈川県横浜市に位置する聖光学院中学校高等学校は、東大合格者数の多い進学校として知られていますが、その教育の中核にあるのは学力だけではありません。新たに導入された「聖光塾」では、生徒たちが主体的に考え、自ら行動する力を育むことを目的とした実践型教育プログラムが展開されています。このプログラムには、学用品の管理や整理術(片づけ)とともに、時間管理・自己管理に関する講座が含まれています。
4年連続で実施される実践講座
2023年度からのこの取り組みは、すでに407名の生徒が受講しており、進学校における「主体性・自己管理能力」を育てる教育モデルとして確立しています。このプログラムは、聖光学院の中学1年生から高校2年生を対象にしており、株式会社Homeportの代表取締役、西﨑彩智氏が担当しています。2026年にも同様のプログラムが予定されており、年々進化し続けています。
「片づけ」がもたらす教育的意義
今、教育界では、AIの進化や大学入試における主体性や探求活動の重要性が高まる中、何を選び、どう優先順位をつけ、自ら行動し続ける能力が求められています。片づけはただの整理整頓ではなく、「何を残し、何を手放し、どのように優先するか」といった日常の意思決定の積み重ねであることを、Homeportでは「主体性を育てるトレーニング」と位置づけています。
家庭と学校の連携を図る教育モデル
このプログラムは生徒だけでなく、保護者を対象にした講演会も含む連続型プログラムとして設計されています。家庭・学校・外部講師がそれぞれの役割を果たしながら子どもの成長をサポートすることを目指しています。特に、コアネット教育総合研究所との連携により、教育方針が家庭と調和し、相乗効果が得られるよう工夫されています。
学びを暮らしに活かす実践
具体的には、片づけや時間管理を通じて主体性や自己管理能力を磨くプログラムが進行します。生徒たちはロッカーを題材に、自分が何を残し、どのように使いやすく整えるかを考え行動する実践ワークに取り組みます。このように、単なる整理整頓の方法を教えるのではなく、生徒たちの主体性や他者への配慮を育む活動として進められています。
受講後の変化
2026年度の講座後に行ったアンケートでは、95.4%の生徒が講座が学校生活に関連していると回答し、91.9%が学んだことを実際の生活で活用できると感じていました。生徒たちからは、「時間管理と片づけが自律につながることを学んだ」といった意見が多く寄せられています。また、フォローアップアンケートでも、勉強の計画を立てるようになったり、物の定位置を決める行動が見られました。
メディアの注目を集める実績
当日は多くのメディアが取材に訪れ、生徒たちが時間管理やロッカー整理に自主的に取り組む姿が高く評価されました。教育分野における新しいモデルとして、今後も首都圏の多くの学校からお問い合わせが寄せられることでしょう。
Homeportの感染プログラムの今後
Homeportが提供するこの独自の教育プログラムは、「暮らし」を通じて主体性や自己管理能力を育むため、学校や教育機関との連携を強化しながら全国に広がっていく予定です。
これからの社会では、自ら考え選び行動する力がますます求められます。このプログラムを通じて、聖光学院の生徒たちが将来にわたる「自走力」を身につけていくことを期待しています。