神奈川県が脱炭素社会実現に向けた新たな取り組みを発表
神奈川県は、令和6年度に向けた『脱炭素に資する商品・サービスへのポイント付与ガイドライン』を新たに策定しました。このガイドラインは、県民が脱炭素型ライフスタイルに移行する手助けとなることを目的としています。また、県が推進する『かながわCO2CO2(コツコツ)ポイント+(プラス)』キャンペーンは、その成果を基に行われました。
かながわCO2CO2ポイント+キャンペーンの概要
今年度のキャンペーンでは、CO2排出量の少ない県産品の購入や、使用済み化粧品容器の持参に対して、通常よりも多くのポイントを付与する施策が展開されました。具体的な実施期間は、令和6年10月1日から12月27日まで、佐賀の企業97店舗が参加し、532,605人がこのキャンペーンを利用しました。また、推計で74.5トンのCO2が削減される結果となりました。これは、たとえばレジ袋313万枚の削減に相当します。
キャンペーン効果の実績
参加企業からは、企業イメージの向上や販売促進につながったとの声が寄せられています。また、消費者の意識も変わり、脱炭素の重要性を考えるきっかけが提供されました。このキャンペーンは、実際の売上に影響を与え、消費者アンケートでもポジティブな反応が得られています。
新たなガイドラインの内容
新しく作成されたガイドラインでは、ポイント付与事業がもたらす効果や、実施にあたっての具体的な手順、留意事項が詳細にまとめられています。対象商品やサービスの選定から始まり、広報戦略及び売り場づくりに至るまでの幅広い情報を提供し、これからポイント付与事業に取り組む企業様にとって大いに役立つ内容となっています。これを活用することで、県内での脱炭素ポイントのさらなる展開を目指していきます。
SDGsとの関連性
この取り組みは、SDGs目標の達成に寄与するものとしても位置づけられています。県では脱炭素社会に向けた具体的なアクションを取ることにより、持続可能な未来を実現するため、県民と共に力を合わせて進めていく意向です。
お問い合わせは神奈川県環境農政局脱炭素戦略本部室まで。脱炭素ライフスタイル担当課長の山本氏(電話045-285-0784)または、家庭グループの松田氏(電話045-285-0338)が対応します。
このように、神奈川県の新たな取り組みは、地域社会全体が脱炭素を意識し、行動するための重要な一歩となります。今後の展開に注目が集まるところです。