横浜から新たな“食の循環プロジェクト”が始動
神奈川県横浜市を拠点にする株式会社ネオ・エモーションは、魚に関する総合的な取り組みを進める企業として注目されています。「魚に関することならすべてやりたい」という理念のもと、同社は環境保全や職人の育成といった課題に取り組み、サステナブルな飲食文化を作り上げようとしています。
新業態「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」の概要
2025年11月24日にオープン予定の『まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店』では、まぐろ問屋として長年の経験を活かし、焼き魚と日本酒を楽しむ新しいスタイルの大衆酒場が展開されます。この店舗は、規格外の魚や未利用魚を積極的に活用することで、環境にやさしい飲食モデルを実現しています。
今の日本では、特に若年層において“魚離れ”が深刻な問題として取り上げられています。農林水産省のデータによれば、1960年代には年間消費量が約40kgだった魚介類が、2023年には約22kgまで減少しています。この背景には、調理の手間や機会の減少があると分析されています。そんな中、ネオ・エモーションは魚の魅力を身近なものにするために新しい場を提供しています。
店舗のコンセプトとは?
「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」では、無理なく楽しむことができる魚料理を通じて、地域の人々と魚を介したコミュニケーションの場を作り上げることを目指しています。店内は古材や暖色を基調とし、約70種類の日本酒が並ぶ温かみのある空間。訪れるお客さんが日常のご褒美を見つけることができるようにデザインされています。
魚の良さをより身近に
この店舗では、神奈川、千葉、静岡の市場から直送された新鮮な魚を使用し、品質にもこだわりを持っています。未利用魚を中心としたメニューを提案し、調理方法にも工夫をこらしています。日本酒とのペアリングを追求し、自国の味を存分に楽しんでもらうための工夫がされています。
環境への配慮と未来の職人育成
「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」は、地元の漁業資源を循環させるために、30kg未満のまぐろは使用せず、一本釣りやはえ縄漁による選別された魚を扱っています。また、独自の「90日織人(ショクニン)育成プログラム」を導入し、新しい世代の職人を育てながら、その技術や日本の食文化を継承していくことを目指しています。
店舗の基本情報
- - 店舗名: まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店
- - 住所: 神奈川県横浜市西区平沼1丁目40-17
- - 最寄駅: JR横浜駅、東急東横横浜駅、相鉄横浜駅、横浜地下鉄横浜駅
- - 電話番号: 045-620-5167
- - 席数: 50席(カウンター12席、テーブル38席)
- - 営業時間: 平日15:00~23:00、土日祝11:00~21:00、定休日:不定休
- - オープン日: 2025年11月24日(月)
ネオ・エモーションのビジョン
ネオ・エモーションは、1996年に設立され、現在では関東や沖縄に11店舗を展開しています。様々な業態を持ち、日本の食文化を守り続けることを使命としています。企業理念は “魚に関することならすべてやりたい”。今後も多くの人々にその魅力を伝えていくことを目指しています。