ジャパントラックショー2026で株式会社ギオンが考える物流のHRM戦略
2026年5月14日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された「ジャパントラックショー2026」に、総合物流事業を手がける株式会社ギオンが参加しました。今回のイベントでは、業界の人材管理の現状と未来について考えるパネルディスカッション「物流会社のHRM(人的資源管理)戦略」が行われ、当社の上席執行役員兼管理本部長の須藤亮平が登壇しました。このディスカッションには、アサヒロジスティクスと花王ロジスティクスの代表者も参加し、物流業界の人材課題に焦点をあてた意見交換が行われました。
パネルディスカッションの概要
本パネルの目的は、ドライバー不足や人材育成、エンゲージメント向上といった物流業界のさまざまな課題を共有し、各社の実践事例をもとに効果的な解決策を模索することです。須藤氏は、「エンゲージメントは構造的に設計できる」という視点から、感情論を超えた具体的なアプローチとしてのHRM戦略を紹介しました。
物流業界の課題
物流業界は、ドライバー不足や高齢化、長時間労働などの厳しい課題を抱えています。しかし、この業界は人々の生活や経済を支える重要な社会インフラでもあり、その価値は計り知れません。ディスカッション中には、採用や定着施策に関する質問が数多く寄せられ、各社がどのように取り組んでいるかが詳細に語られました。
ギオンのHRM戦略
株式会社ギオンは、以下の4つの軸に施策を展開し、人材戦略と組織づくりを進めています。
1. 採用:入口を広げる
採用戦略においては、多様な採用チャネルを活用することが鍵です。「オウンドメディア」「リアル接点」「リファラル」という3つの軸で、社会との接点を増やし、高校訪問や地域イベントへの参加を通じて、新たな採用につなげています。これにより、特に高校生の採用が増加し、リファラル採用でも顕著な成果を上げています。
2. 定着:出口を減らす
人材の定着については、年間休日数を段階的に増やし、最大33%のベースアップを実施する方針です。これは、物流業界の待遇を改善し、全産業平均に近づけるという意義があります。
3. 可視化・マネジメント
エンゲージメントサーベイを通じて、従業員の満足度や信頼度を測定し、データを基にした改善策の議論を行っています。これにより、離職率の改善や仕事の満足度向上に寄与しています。また、社員を称える「チーム改善賞」や「バリュー賞」などの施策も実施し、称賛文化の醸成を図っています。
4. 生産性・育成
企業内大学「祇園塾」を設立し、将来的にギオングループの中枢を担うプロフェッショナル人材を育成しています。さまざまな研修を通じて、「育てる側を育てる」という理念の下、強い組織づくりを進めています。
未来の物流業界へ向けて
須藤氏は、物流業界の魅力や社会的な価値を広め、より多くの人々がこの業界に興味を持つことが必要だと強調しました。物流業界が抱える課題は一社単独では解決できないため、他の企業との情報共有と連携を進めることが重要です。今後も、ギオンはその挑戦を続け、業界全体の発展に寄与していきます。
ギオングループについて
株式会社ギオンは、神奈川県相模原市に本社を構え、「運ぶちから、未来をつくる」という使命を掲げています。3PL(サードパーティロジスティクス)事業を中心に、幅広い物流サービスを提供し、全国に100拠点以上を展開しています。私たちの使命は、人々の生活に不可欠なサービスを提供し続けることです。