藤沢市初の循環肥料「ふじまる」が菌体りん酸肥料として実用化へ
藤沢市初の循環肥料「ふじまる」の実用化に向けた取り組み
藤沢市が新たに開発した循環肥料「ふじまる」が、神奈川県において菌体りん酸肥料として登録されました。これは、下水汚泥を焼却した後に生成される燃焼灰を利用したもので、自治体による登録は県内初であり、全国的にも2例目となります。
循環肥料「ふじまる」の特長
「ふじまる」の名前は一般公募を通じて決まりました。この肥料は植物にとって重要な成分である「りん酸全量」を24%保証しており、特に水溶性の高い「く溶性りん酸」が豊富です。これにより、植物が栄養素を吸収しやすく、農業においての利用価値が大きいと言えます。
また、生産方法もシンプルで、生成された燃焼灰に水分を加えるだけでいいため、既存の設備で生産可能です。このような取り組みは、資源の有効活用を促進し、持続可能な社会の実現に寄与するでしょう。
日本大学との共同研究
藤沢市は、日本大学生物資源科学部と協力し、2023年10月1日から「循環肥料ふじまる」の実用化に向けた共同研究を開始しました。この研究では、下水汚泥燃焼灰を肥料として利用した場合の植物生育への効果や安全性、さらに藤沢市の土壌にどのように適応できるかを評価しています。
研究の成果は、実用化に向けての重要なステップであり、地域の農産物の品質向上にもつながる可能性があります。地域に密着した農業振興とともに、環境保護にも寄与する取り組みとして、多くの期待が寄せられています。
まとめ
藤沢市が取り組む循環肥料「ふじまる」は、地域の下水汚泥という資源を有効活用した、環境に配慮した循環型の肥料です。これからの農業や環境政策において重要な役割を果たすことが期待されます。設立から間もないこのプロジェクトがどのように進展していくのか、今後の動向に注目が集まります。皆さんも、地域の取り組みを応援していきましょう。