お米の個性を見つける『お米ノート』
2025年9月1日、自分の「推し米」を見つけるための記録ノート『お米ノート』がWAQMIELと山田屋本店のコラボレーションで発売されます。これは、特に品種や味、食感を記録して、食べ比べを楽しむための新しい食習慣を提案するもので、約17種類の米を対象にした自由記入式のノートです。
開発の背景
近年、米価が高騰している中で、どのお米を選ぶべきか悩む消費者が増加中です。2024年産米は収量の減少や需要の拡大の影響を受け、価格が急上昇しています。このような状況の中で、政府の対策として2025年5月から政府備蓄米の放出が始まりましたが、銘柄米の価格は依然として高止まりしています。お米は私たちの日常食ですが、産地や品種によってその個性が全く違います。このノートは、消費者が自分好みのお米を見つける手助けをするために開発されました。
『お米ノート』の特徴
『お米ノート』は、B6サイズの36ページで、17銘柄分のお米の情報を記入できる構成となっています。各ページには購入日や場所、品種、食味評価などを自由に記録できる欄が用意されており、食べた感想や炊き方の工夫をメモすることも可能です。手書きの形式にすることで、ユーザーはより自由に自分のスタイルで記録でき、愛着も生まれやすくなります。
ファンはお米の袋に貼られているロゴやシールを切り取って貼ったり、食卓の写真を添えたりすることで、ただの記録が自分だけの特別な一冊に変わります。この自由度が、長期にわたる愛用の要因とも言えるでしょう。
お米の魅力を感じる旅のスタート
このノートは「食べる」だけでなく、「感じる」ことができる道具です。日々の食卓での小さな発見や喜びを大切にし、その一粒一粒に込められた作り手の想いや自然の恵みに気づく手助けをするために設計されています。人それぞれの好みや体験を記録することで、その人だけの「お米の地図」が育まれ、次回の食事がさらに楽しみになることでしょう。
監修者の思い
お米マイスターである秋沢毬衣さんが監修したこのノートは、様々な地域の生産者が育てたお米の個性に気づくきっかけを提供します。同じ「コシヒカリ」でも育つ土地や人によって味や香りは異なるため、その違いを記録することで自分だけのお米のセレクションが可能になるのです。「気になるお米があれば、ぜひその特長を書き留めてみてください」というのが彼女のメッセージです。
購入方法と概要
『お米ノート』は、620円という手頃な価格で購入可能です。ECサイトでの予約は2025年8月18日からスタートします。販売場所としてWAQMIELの公式ECサイトや、銀座米屋彦太郎のサイトなどが予定されています。
今後、自分の好みの米を見つける旅を『お米ノート』で始めてみませんか?これまでの米の楽しみ方を広げる一歩となることでしょう。