プロシップ、2026年3月期業績予想見通しを上方修正
株式会社プロシップ(以下、プロシップ)は、2026年3月期の業績予想に関して、連結営業利益を前回予想比で13.6%増加する見込みと発表しました。この業績修正は企業の成長を示す重要な指標であり、特に営業利益の増加は多方面での努力の成果を示しています。具体的には、予想される営業利益は2,624百万円とされ、経常利益は2,706百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,968百万円に達する見込みです。
業績の詳細
gと、この改訂の背景には、企業全体での品質管理の強化や付加価値の向上に向けた取り組みが大きく影響しています。売上原価率の改善と販売管理費の抑制が進み、これによりすべての利益指標が当初の計画を上回る結果となっています。2026年3月期第2四半期の時点で、売上高は通期連結売上高予想に対して47.5%に達していることから、業績は順調に推移していることが伺えます。
また、新リース会計基準に対応する需要も、今後さらに本格化していく見通しです。これは、プロシップのビジネス継続に貢献する重要なポイントとなるでしょう。
記念配当の実施
さらに、プロシップはProPlusの累計導入社数が5500社を達成したことを記念し、株主への感謝の意を込めた記念配当も実施することを決定しました。この記念配当は、1株につき5円となる予定で、通常の配当金32円に加え、合計で37円になります。
株主への感謝を忘れず、今後の社会貢献やさらなる成長を目指す姿勢が伝わります。定時株主総会は2026年6月に開催される予定で、こちらも注目です。
会社の背景と展望
プロシップは1969年に設立され、「Speciality for Customer」を理念に、固定資産管理分野でのサービス提供に特化しています。主力製品である「ProPlus」は、日本全国、さらには28の国と地域にわたって導入されており、業界内での信頼を獲得しています。
特に、新リース会計基準に対応したSaaS製品「ProPlus+」のリリースが2024年12月に予定されており、さらなるビジネスチャンスを開拓していくと考えられます。今後もProPlusは、固定資産管理の分野でのリーダーとしての地位を確立し続けることが期待されています。
まとめ
プロシップの上方修正と記念配当の発表は、企業としての成長とともに株主への感謝を示す重要なメッセージです。業績の好調が今後さらに続くことに期待が寄せられる中、固定資産管理分野でのリーダーシップを維持しつつ新しい市場にも進出していく姿勢が、今後の業界内外でどのように評価されるのか、注視したいところです。