職場環境の向上
2026-09-02 10:21:34

神奈川のパルシステムが目指す働きやすい職場環境とは

神奈川のパルシステムが目指す働きやすい職場環境とは



神奈川県の生活協同組合パルシステム神奈川は、新横浜本部において、社員向けのセルフヘルスケア講座を開催しました。この講座は8月25日に行われ、約30人の職員が参加しました。このイベントは、パルシステム神奈川と星槎大学の包括的連携協定の1周年を祝うもので、参加者たちはストレスへの対処法や円滑な業務進行のためのコミュニケーション技術を学びました。

認知行動療法で心の健康を保つ


講師として登壇したのは、星槎大学の平雅夫教授です。彼は認知行動療法を中心に、物事の捉え方を改善する方法について説明しました。具体的には、仕事での失敗の背景にある要因を探り、その結果を知るための「ABC分析」の手法が紹介されました。平教授は「ミスをその場で流さず、行動のきっかけを理解することが重要です」と強調しました。

さらに、障害者雇用の現場においては、自責や他責の感情が生じやすく、環境との相互作用によりミスが発生することが多いと語りました。そのため、職場環境を整備する必要性があると指摘しました。

実行機能の理解が鍵


また、平教授は障害者における「実行機能」の重要性にも触れ、思考や行動をコントロールすることが難しい場合が多く、その場合には「ゴールを明確に伝える」ことや「指示の仕方を工夫する」ことが求められると述べました。これにより、業務の効率を向上させることができるのです。

言葉の力と気持ちの切り替え


平教授は言葉の持つ力についても解説しました。「言葉はバーチャルを生み出す大きな力を持っています」と述べ、否定的な悩みも繰り返すことで自分の中に再現されることがあると警鐘を鳴らしました。そのため、成功体験を一緒にすることが不安を軽減するために有効であると説明しました。

簡単にできるセルフケア法


最後に、職員が手軽に実践できるセルフケアエクササイズも紹介されました。例えば、街を歩いているときに景色を楽しむことで、悩みから意識を移す方法や、姿勢を変えるだけでも気持ちに変化が生まれるといったアドバイスがありました。また、両手でグーとパーを交互に繰り返す運動や、イライラしたときに数を数えることなど、ほんの少しの工夫でストレスを軽減できる方法が提示されました。

感情の伝染を意識する


平教授は「気分を切り替えるスイッチをたくさん持つことが大切です」と伝えました。職場環境を改善するためには自ら挨拶をするなど、小さな行動から始めることが促されました。感情は伝染するため、より朗らかな気持ちで過ごすことが職場の雰囲気を良くする一助となるでしょう。

共生社会の実現に向けて


パルシステム神奈川は、2025年に障害者雇用推進のための包括的連携協定を星槎大学と締結しています。これにより、障害を持つ職員への支援や、メンタルケアの教育・研修が実施され、全ての職員が安心して働ける環境づくりが進められています。

パルシステム神奈川の地道な取り組みは、共生社会の実現へとつながる重要な一歩となるでしょう。


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