高電圧用ジョイントソリューションが新たな時代へ
最近、神奈川県に本社を構えるSWCC株式会社が、高電圧用製品の新しいソリューションを発表しました。これにより、特別高電圧に対応した154kV用のジョイントソリューションが、日本で初めて北陸電力送配電株式会社の加賀変電所に導入されることとなります。運転は2026年6月から開始される予定です。
特別高電圧用ジョイントソリューションの背景
現代の電力接続工事では、施工に携わる人員の不足や、高齢化が進む技能者の問題が深刻になっています。こうした中、SWCCは技術力と信頼性が求められる高電圧領域において、独自技術を駆使して「SICONEX®(サイコネックス)」の「T形終端接続部」と、ケーブルの簡易化を図る「e-Cable®(イーケーブル)」を組み合わせた、154kV対応の新しいジョイントソリューションを開発しました。
このシステムは、ただの接続を超えて、電力機器との接続、保守・管理までを一貫してサポートします。これにより、施工時の課題を解決することが期待されています。
主要特長と利点
迅速な施工と高品質
このソリューションは、特別高電圧領域における施工現場のニーズに応えるべく、従来の工法に比べて迅速かつ高品質な施工を実現しています。接続の信頼性を確保しつつ、コンパクトな構造により、設備の配置自由度を向上させ、スペースの効率的な利用にも寄与します。
T形終端接続部のユニークな構造
「T形終端接続部」は、電力ケーブルと電力機器を安全に 연결するための部品です。独自のプラグイン構造を採用することで、施工プロセスを簡素化し、作業時間を短縮することが可能です。また、万一ケーブルに問題が発生しても、移動用ケーブルを接続して送電可能なため、復旧期間が飛躍的に短縮されます。実際、当社の試算によれば、通常約1ヶ月かかっていた復旧が、約5日で行えるとのことです。
e-Cable®の革新
「e-Cable®」は、専用の工具を使用することで、外部の半導電層を簡単に剥がせる構造に設計されています。これにより端末加工の工程を大幅に簡素化し、施工品質のばらつきを減らすことができるほか、技能者の育成期間の短縮にもつながります。また、二次元コードによるトレーサビリティ機能が施工記録や製品管理の効率化を実現し、保守や管理時の信頼性向上にも寄与します。
展望と企業の方針
SWCC株式会社は、高電圧対応製品の拡充を電力インフラ事業の成長の鍵と位置付け、国内の変電市場における「SICONEX®」のデファクトスタンダード化を目指しています。同時に、複雑化する社会課題に対応するため、様々なソリューションを提案し続けることで、未来の持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
2023年で設立90周年を迎えたSWCCは、今後も100年企業としての挑戦を続け、「変革」と「成長」を続けていく所存です。詳細はSWCCのウェブサイトにてご確認ください。
お問い合わせ先
本件に関する問い合わせは、SWCC株式会社 コーポレート・コミュニケーション部広報グループまでお願いいたします。
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