国産レザーの未来を切り拓く「yuhaku」と株式会社そばにの提携
2023年、手染めの国産レザーブランド「yuhaku」を運営する株式会社ユハクが、ECコンサルティング事業を展開する株式会社そばにと資本業務提携契約を締結しました。この提携によって、ユハクがそばにグループに加わり、さらなるブランドグロースを図ることができます。
提携の背景
株式会社そばには、2020年に設立以降、Amazonに特化したECコンサルティングや運用代行サービスを提供してきました。その中で2023年より新たにパター練習器具ブランド「PuttOUT」やパタークラブブランド「CROSSPUTT」の日本総代理店事業を取得し、ブランド成長を支援する側としての体制を強化しています。このような背景から、手染め国産レザーの魅力を持つ「yuhaku」を新たに迎え入れる運びとなったのです。
ユハクのブランド力
ユハクは、2009年に設立され、以来手染めによる高品質なレザー製品を提供しています。その斬新なデザインと伝統的な技術に裏打ちされたクオリティは、多くのファンを魅了してきました。しかし、近年は販売面での苦戦もあり、そばにの支援を得ることで新たな成長を目論んでいるようです。両者の強みが融合することで、競争力を高める機会が生まれます。
そばにの事業戦略
株式会社そばにの代表、佐藤秀平社長は、ブランドグロース事業におけるM&Aの基準として「ブランドやプロダクトに競争優位性があること」と「強い想い」が込められていることを強調しています。「yuhaku」の場合、その両方が具現化されており、特に仲垣社長のクリエイティブな姿勢や情熱がブランドへの信頼を生んでいます。
これにより、そばには「yuhaku」が持つブランドの魅力を活かしつつ、ECやマーケティングに特化したノウハウを提供することで、販売面での強化を図ります。また、ユハク側も専門的な支援を受けることにより、より魅力的な新商品の開発が期待されます。
ユハクの今後の展望
仲垣友博社長は、今回の提携によって自らのクリエイティブな活動がさらに活発化する環境が整ったと述べています。「yuhaku」らしさを大切にしながら、より多くの人々に感動を届けるための製品作りに注力していく方針です。
この提携を通じて、両社が互いに成長するというビジョンが明確に描かれており、今後の新しいプロダクト展開に期待が寄せられます。
まとめ
「yuhaku」と株式会社そばによる新たな資本業務提携は、国産レザーの可能性をより広げる契機となるでしょう。両社の強みを生かし、高品質な製品をこれからも多くの人々に届けることで、ブランドの成長ストーリーを描いていくことが期待されます。