日本発の国連NGOが地球倫理推進賞と文部科学大臣賞を受賞

日本発の国連NGOが受賞

東京都中央区に本拠を置くNPO法人アクセプト・インターナショナルが、地球の未来を見据えた活動が評価され、「第28回地球倫理推進賞」、さらに「文部科学大臣賞」を受賞しました。この栄誉は、教育や文化、医療、環境、地域開発などの幅広い分野で地球倫理の推進に寄与する団体を表彰するものです。受賞式は2025年3月29日に予定されています。

地球倫理推進賞の意義

この賞は、1998年に創設された地球倫理推進賞を主催する一般社団法人倫理研究所によって授与されます。地球倫理の促進に尽力する団体に与えられるこの賞には、国際活動と国内活動の二つの部門があり、今年は国際活動部門だけで18団体が応募。その中から厳選された結果、アクセプト・インターナショナルが選出されたのです。

NPO法人アクセプト・インターナショナルとは

アクセプト・インターナショナルは、「誰もが平和の担い手となること」を理念に掲げ、武装勢力に加わる若者を減らすための啓発活動や、暴力の影響を受けた地域での職業訓練などを行っています。受賞は、持続可能な開発の実現を目指した活動が評価されたことを示しています。

活動の具体例

同団体は、テロ組織から脱却した人々が新しい人生を歩むための支援を行っており、教育や職業訓練の提供に注力しています。また、紛争の当事者が「平和の担い手」となるための国際規範を2031年までに培うことを目指し、教育・エンパワメントの取り組みを進めていく意向です。

副賞として100万円が贈られることも大きな意味を持ち、その資金はさらなる活動拡充に繋がることが期待されます。

受賞団体のコメント

受賞を受けて、同団体のコミュニケーション局長である山﨑琢磨氏は、過去13年以上の活動を振り返り、テロや武力紛争の問題解決が他の社会課題にも良い影響をもたらすと強調しました。「誰もが難題を諦めてしまうなか、私たちの活動を信じて支えてくれる皆様と共に、チャレンジを続けていきたい」と述べています。

今後の展望

今後も、日本国内外での連携を強化し企業や他団体との協力を図ることで、国際的な問題に対する意識を高め、各種活動の活性化を目指しています。地球全体での平和に向けた取り組みが進む中で、私たちはさらに広がる協力の手を強化していく所存です。

このように、アクセプト・インターナショナルの活動は世界中での人々に希望を与え、次世代の平和を築く土台となるでしょう。今後の動向に注目が集まります。