プロシップが業績予想を上方修正し、増配決定
株式会社プロシップ(東京都千代田区、代表取締役社長 鈴木資史)は、2025年3月期の業績予想を上方修正し、期末配当金が増配されることを発表しました。最新の業績動向を受けて、何がこの決定をもたらしたのかを詳しく見ていきましょう。
1. 業績予想の修正内容
プロシップは、2024年5月10日に公表した2025年3月期の業績予想を修正しました。具体的には、2024年4月1日から2025年3月31日までの通期業績予想について、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各予想数値が上方修正されます。この修正は、特に第4四半期に向けた案件の進捗が予想以上であることが主な要因とされています。
特に第3四半期時点での連結累計期間の売上高進捗度が67.9%だったことを背景に、仕掛案件の検収やインフラ業界向けの大規模な案件が進展した結果、予想を上回る売上の計上が見込まれることが示されました。
2. 新リース会計基準への対応
さらに、2024年12月にリリースされる新リース会計基準に対応したSaaSソリューション『ProPlus+』の開発が順調に進み、販売費や一般管理費の抑制にも成功しています。この新製品への需要は今後期待されるものの、その分多くの企業に対してプロシップは「Speciality for Customer」を基本理念にして価値を提供し続けています。
3. 増配の決定
業績の上方修正に伴い、プロシップは株主への還元を重視し、2025年3月期の期末配当金を1株あたり52円から3円増配し、55円とすることを決定しました。配当性向は40%以上を維持し、株主の期待に応える姿勢が伺えます。この増配は、企業の成長に伴って安定した利益還元を図るための重要なステップです。
4. プロシップの取り組み
プロシップは1969年に設立され、固定資産管理分野での専門的なサービスを提供しています。主力製品である『ProPlus』は、業界の大手企業の半数以上に利用されており、2025年2月末時点ではシリーズ累計で5,408社の企業に支持されています。また、プロシップは「Speciality」に富んだ価値を企業に届けることに尽力しています。
5. まとめ
今回の業績見通しの上方修正と増配の発表は、プロシップの安定した成長と株主還元への強い意志を象徴しています。今後も企業の成長に注目が集まる中、プロシップのさらなる展開にも期待が寄せられます。これからのプロシップの歩みに、ますます目が離せません。詳細は公式サイトでのプレスリリースをご覧ください。