廃食用油のエネルギー化
2025-02-04 11:50:00

家庭の廃食用油をエネルギー資源に!イトーヨーカドーの挑戦

家庭の廃食用油をエネルギー資源に!イトーヨーカドーの取り組み



家庭から出る廃食用油は、再利用されずにほとんどが可燃ごみとして処分されています。日本では年間約10万トンもの廃食用油が発生し、その80%以上が無駄にされている現状があります。そんな中、イトーヨーカドーが展開する廃食用油の回収活動は、家庭から出た資源を効率的に再利用する取り組みとして注目を浴びています。

廃食用油の新たな利用法


イトーヨーカドーでは、2023年2月から家庭系廃食用油の回収を開始し、専用のリターナブルボトルを導入しました。このボトルは、お客様が手軽に廃食用油を持ち込めるように設計されています。回収開始からわずか数か月で、累計回収本数が1万本を超え、多くの顧客から「手間が減った」「楽に処理できる」との声が寄せられています。

リターナブルボトルは、店舗のサービスカウンターや回収BOXで無料配布され、洗浄して再利用できるため、ゴミを出さない取り組みです。これによって、廃食用油がポジティブな価値を持つようになり、資源循環を促進しています。

さらなる拡大と計画


2025年1月末時点で、イトーヨーカドーの回収拠点は65店舗にまで拡大し、回収量は約10トンを記録しています。今後、ENEOS株式会社との連携により、集めた廃食用油が航空燃料(SAF)としても利用される計画も進行中です。この取り組みは、CO2排出量の削減に寄与するだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。

さらに、イトーヨーカドーは2026年2月までに、全店舗の回収サービス拡大を目指しており、累計回収量25トンの達成を計画しています。地域の皆さんの協力の下、リサイクルの仕組みを広めながら、家庭での廃油処理をより簡単にすることに注力しています。

未来の持続可能な社会へ


伊藤忠グループとしてのイトーヨーカドーは、グリーン社会の推進に取り組む企業であり、環境保護に向けたこのようなリサイクル活動を積極的に展開しています。家庭から出る廃食用油が、未来のエネルギー資源となる可能性を秘めています。

まとめ


イトーヨーカドーの廃食用油の回収プロジェクトは、単なるリサイクル活動にとどまらず、地域社会と環境に貢献する重要な取り組みです。お客様と共に、資源循環型社会の実現を目指して邁進していきます。皆さんも家庭での廃食用油を上手にリサイクルし、新しいエネルギー資源のことを考えてみてはいかがでしょうか?


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