iPEACE223資金調達
2025-06-11 12:11:24

iPEACE223社がゼオライト触媒技術の実用化に向けて3億円の資金調達を実施

iPEACE223社が挑むゼオライト触媒技術の実用化



まもなく2025年を迎える中、脱炭素社会の実現への期待が高まる中、iPEACE223株式会社が注目を集めています。この会社は、ゼオライト触媒技術を用いた新たなプラント技術の開発を目指し、プレシリーズA2ラウンドで約3億円の資金を調達しました。資金調達に協力した企業には、三菱重工業やジクシス、UMI3号投資事業有限責任組合などが名を連ねており、今後の展開が期待されています。

1. iPEACE223の技術とは



iPEACE223が生み出そうとしている技術は、エチレンからプロピレンを合成するためのゼオライト触媒の実用化です。この技術により、バイオエタノールを原料とし、プロピレンやプロパンといった重要な化学品を製造することが可能になります。

近年、CO2の排出量削減が求められる中で、従来の石油化学原料からプロピレンを生成するのではなく、バイオマスからの原料に切り替えることで、環境への負荷を軽減することが期待されています。

2. 技術実証の拠点



iPEACE223は、横浜市にあるテクノハブイノベーション川崎(通称:THINK)内にベンチプラントを設置し、2025年中にも技術の実証を開始する予定です。ここでは、実際のプロセスを通じて、ゼオライト触媒の性能や生産効率を検証し、実用化に向けたデータを取得します。

3. パートナー企業との連携



三菱重工業は、その豊富なプロセスプラントの設計・建設実績を基に、iPEACE223の技術実現を支援します。また、ジクシスはLPガスの供給を行っている企業で、バイオエタノールの調達やLPガスのマーケティングにおいても、iPEACE223と協力していく方向性を探っています。これにより、バイオプロピレン技術の価格競争力を高めることを目指しています。

4. 脱炭素社会への貢献



iPEACE223は、今回の資金調達を契機に、バイオエタノールを基にしたバイオプロピレン製造技術の実用化を加速させ、持続可能な社会の実現に向けて一層の努力を目指します。特に、プラスチックや化学原料の用途において、環境に優しい材料を提供することが今後の課題となります。

5. 会社概要



iPEACE223株式会社は、2023年8月に設立され、研究開発拠点は神奈川県横浜市にある東京科学大学すずかけ台キャンパス内に位置しています。代表取締役の瀬戸山亨氏のもと、企業はバイオエタノールを原料とした新しい製造技術の開発に全力を注いでいます。企業のウェブサイトこちらから、成長を続けるiPEACE223の最新情報を確認できます。

このように、大きな挑戦を進めるiPEACE223株式会社の取り組みが、環境問題解決への道を開くきっかけとなるでしょう。


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