岡山大学のイノベーション
2025-05-13 00:21:20

岡山大学と東大スタートアップが未来のイノベーションを加速するコラボイベントを開催

岡山大学と東大スタートアップのコラボイベント



2025年4月30日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスにある共育共創コモンズ(OUX)で、「岡山大学DS部 × 東大発スタートアップ コラボイベント(Business × Academia)」が開催されました。このイベントは、内閣府が推進する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として、地域からのAIやスタートアップによるイノベーションを育むためのものです。

約100名の学生や教職員が参加し、活気あふれる雰囲気の中でのディスカッションが展開されました。イベントの冒頭、東京大学松尾研究室から生まれたスタートアップ「株式会社2WINS」の小川椋徹CEOが登壇し、「研究成果は実社会に応用されて初めて価値が生まれる」と力強く語りました。その背景として、自身の取り組むAI技術を用いたビジネスモデルの構築過程が紹介され、地域からのイノベーション拡大の重要性が訴えられました。これにより参加者たちも、「岡山から世界へ」というメッセージに共感し、新たな挑戦を意識するきっかけとなりました。

イベントでは、岡山大学発のベンチャー「Acaridge」の代表、大西一碧さんも登壇。彼は「研究者と学生をつなぐ」プラットフォームの重要性について述べ、早期からの研究現場への関与が学生のキャリア形成に寄与することを目指していると語りました。 これによって、学生が自らの研究を地域社会に還元できるような実践的なオポチュニティの重要性が強調されました。

また、岡山大学DS(データサイエンス)部の熊谷素生さんが、先端技術を学び実践する同部の活動を紹介しました。彼は他大学や企業とのコラボレーション事例を通じて、同部の未来について期待を寄せ、自身たちの取り組みが地域社会に与える影響を考察しました。

続くパネルディスカッションでは、小川CEO、大西さん、熊谷さんのほか、株式会社2WINSの関野雄大執行役員が加わり、「学生起業」「AI技術の社会実装」「グローバル展開」といったテーマで活発な議論が行われました。参加者からは多くの質問が寄せられ、大学での学びを社会にどう生かしていくかという真摯な姿勢が示されました。

イベントの後半では、企業による展示や交流会が開催され、参加者が新技術やキャリア形成に関する情報交換を行い、多くの実践的な学びの機会がもたらされました。 企業関係者とのネットワーキングもでき、学生にとって大変貴重な体験となりました。

岡山大学は今後も、学生の挑戦を支援し、地域と世界をつなぐ人材の育成に努めていく考えです。これからの発展が期待される同大学の取り組みからは、さらなるイノベーションの波が生まれることでしょう。


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