伝統をつなぐ新ビジネス
2026-03-04 15:07:37

静岡の仏壇製造業者が挑む、伝統と未来をつなぐ新ビジネスモデル

伝統を未来につなげる挑戦



静岡市の老舗仏壇製造業を担う稲垣亘佑さんが、2026年2月27日、東京・大手町で開催された「第6回アトツギ甲子園」に出場し、注目を集めました。仏壇離れが進む中、彼は自身の経験を基に仏壇のリメイクサービス『結壇(ゆいだん)』を提案し、多くの共感を呼びました。

アトツギ甲子園でのプレゼンテーション


アトツギ甲子園は、中小企業後継者の新規事業アイデアを発表するピッチイベントです。今年の決勝には全国から集った225名の中から選ばれた18名が参加しました。稲垣さんもその一人で、彼のプレゼンは仏壇業界の厳しい現状を背景にしたものでした。

稲垣さんの提案する『結壇』は、仏壇をリメイクして手のひらサイズに変えることで、空き家問題や介護施設での供養といった現代の課題に取り組むものです。特に、仏壇の処置に困っている世帯が多い中、仏壇を処分できずにいることが家を手放せない大きな理由であると語りました。

プレゼンの背景と社会課題


稲垣さんの母が亡くなった際、仏壇に手を合わせながら心が救われた経験は、彼のビジネスモデルへの情熱に繋がっています。彼は、仏壇を通じて祈りの文化を未来に残したいと考え、そのために自らの会社である有限会社稲垣塗装所が抱える課題と向き合っています。それは、職人の技術が失われつつある現状に対する危機感でもあります。

リメイクされた仏壇は、新たな形で地域の人々に小さな祈りの場を提供し、社会的な意義を持つと考えます。このような新たなマーケットを拓くことで、彼は伝統的な仏壇文化を守りながら、新しい価値を創造する挑戦をしています。

自らの歩みと今後の展望


稲垣亘佑さんは、静岡市出身で、神奈川大学で経済学を学んだ後、化粧品業界での経験を経て、EC事業で起業。さらに家業に貢献すべく、スタートアップの知見を活かし、2024年2月に『結壇』を立ち上げました。彼は、伝統技術を活用しながら現代のライフスタイルに適応するビジネスモデルの確立を目指しています。

市の後援を受けた稲垣さんは、静岡市長とも意見交換を行い、行政との連携を強め、地域社会が抱える問題に向き合うことを明言しています。「空き家問題の解決の鍵は、実は仏壇にある」との彼の強い信念は、未来に向けた希望を感じさせます。

結論:未来につなぐ責任


現代社会の中で伝統を守り続けることは、ただの継承ではなく、未来へとつながる新たな挑戦です。稲垣さんの取り組みは、仏壇リメイクサービス『結壇』を通じて、伝統と現代を融合させる重要な一歩となりました。彼の挑戦が、今後の社会課題の解決につながることが期待されます。私たちもこのような取り組みに注目し、支援していきたいと思います。


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