母乳バンク普及啓発への新たな連携協定が神奈川で締結!
2023年7月28日、神奈川県の知事、ピジョン株式会社、日本母乳バンク協会、日本財団母乳バンクの4団体が、「ドナーミルクの利用拡大に向けた連携と協力に関する協定」を締結しました。この取り組みは、特に早産で生まれる赤ちゃんのために、母乳が持つ素晴らしい力を生かし、すべての赤ちゃんが安心して成長できる環境を整えることを目指しています。
1. 母乳の価値とドナーミルクの重要性
母乳は赤ちゃんにとって「最良の栄養」です。特に体重が1,500g未満で生まれた赤ちゃんにとって、母乳は壊死性腸炎といった重篤な病気のリスクを減少させる重要な役割を果たします。しかし、様々な理由から自分の母乳を得られない赤ちゃんやその家族のために、母乳バンクが存在します。寄付された母乳を加工・処理した「ドナーミルク」を通じて、これらの赤ちゃんへの支援を行っています。
2. 協定締結の背景と目的
母乳バンクに関する理解はまだまだ不十分で、妊産婦の約3割しか支援の意義を把握していません。この現状を打開するため、今回の協定が結ばれ、4団体がそれぞれの強みをいかして協力することになりました。
目的:
- - 母乳バンク及びドナーミルクの普及啓発
- - ドナーミルクの利用拡大に向けた環境づくり
- - ドナーミルクの寄付促進への取り組み
これらの取組により、ドナーミルクを必要とするすべての赤ちゃんが母乳を受け取れるよう、理解促進とサポートの充実が図られます。
3. 具体的な活動内容
神奈川県内でのドナーミルク利用拡大のため、医療機関への補助制度も設けられています。また、ドナーを増やすことも急務であり、ピジョンは母乳バンクと連携し、多様な活動を展開予定です。
主な活動内容は次の通りです:
- - ドナー登録を呼びかけるキャンペーン
- - 記念品の提供(ベビーミルクローションやリペアニプルなど)
- - 啓発活動や地域交流イベントの実施
この活動によって、ドナーミルクに対する理解が深まると期待されています。
4. 各団体の役割
日本母乳バンク協会
周産期医療における母乳の活用を促進し、母乳バンクの安全な運営を行っています。
日本財団母乳バンク
ドナーミルクの安定供給及び安全性の確保に向けて活動しています。
ピジョン株式会社
赤ちゃんとその家族への支援活動を通じた啓発活動に知名度の向上を図っています。
神奈川県
地域の赤ちゃんと家族への実践的な支援を行い、医療機関向けの補助金制度も開始しました。
5. 今後の期待と展望
この協定を通じて、神奈川が母乳バンクの先駆けとなり、全国的にドナーミルクの利用が広がることが期待されます。ドナーミルクがすべての赤ちゃんに届けられる日が来るまで、地域全体での理解と支援が必要です。
これまで以上に、赤ちゃんの命を守るための取り組みが求められている時代を迎えています。
私たちがこの活動を支援し、母乳の大切さを伝えることで、すべての赤ちゃんが安心と栄養を受けられる社会が実現されることを願っています。