TIMEWELLがISO/IEC 27001を取得
神奈川県横浜市に拠点を置く株式会社TIMEWELLは、輸出管理業務に特化したAIエージェント「TRAFEED」を提供し、その際に重要な情報セキュリティを強化するため、国際規格であるISO/IEC 27001:2022の認証を取得しました。この認証は、2026年7月24日付で取得されており、三者機関であるSGSジャパン株式会社による評価に基づいています。
認証取得の背景と必要性
企業が事業を行う上で、情報セキュリティは非常に重要です。特に、輸出管理業務では企業が保有する製品の技術情報や取引先情報といった敏感なデータを取り扱うため、その取り扱いには十分な注意が必要です。AI技術の進化により、過去には考えられなかった情報セキュリティリスクも現れており、AIサービスに対して機密情報をどのように保護するかが強く求められています。TIMEWELLではこのような新しいリスクに立ち向かうため、組織全体での情報管理体制を確立しています。
「TRAFEED」は、製品の輸出管理に必要な該非判定をAIで支援するエージェントです。このエージェントは、特に安全保障に関する貿易管理の分野で世界初の取り組みとなっており、AIによる情報処理が求められる中、顧客に安心して利用してもらうための基盤が求められています。TIMEWELLは、約半年の準備を経てこの認証を取得し、製造業や商社、大学など、幅広いお客様に対して自社サービスを提供する姿勢を示しました。
認証の概要を深掘り
取得したISO/IEC 27001には、情報資産のリスクを特定し、それに基づいて管理体制を確立することが求められています。TIMEWELLが提供する「TRAFEED」の適用範囲には、AIテクノロジーを活用したSaaSプロダクトの企画及び開発が含まれます。これにより、サービスの運用がより厳格な基準に基づいて行われ、顧客のデータが安全に管理されることが期待されています。
TRAFEEDの特長
「TRAFEED」は、AIを活用し、輸出取引時の懸念度をS/A/B/Cの4段階で5秒で可視化できるのが特徴です。また、根拠を伴った調査レポートを最短10分で自動生成することが可能です。AIによる判断の信頼性を高めるために、複数の大規模言語モデル(LLM)の意見を集約する独自のアーキテクチャを採用しており、論文や特許情報などを参照した精密な判断が実現されています。開発にあたっては、技術特許も取得しており(特許第7862062号)、信頼性の高いリスク判定が行えるよう整備されています。
今後の展望と目指す道
TIMEWELLの代表取締役CEO 濱本隆太氏は、「輸出管理の現場で最も先に尋ねられるのは、機能性よりも『情報をどう守るのか』という点です。顧客の資産を預かる責任の重さを日々実感しており、今回の認証取得はスタートに過ぎません。今後も判定の精度向上と情報を守る体制を強化し、日本のものづくり企業がグローバルで挑戦できる基盤を作り続けることが使命です」と語っています。
このように、TIMEWELLは情報セキュリティの強化に余念がなく、今後も多様な顧客に対応できる体制を整えていく姿勢を明確にしています。これにより、日本の製造業者や商社が安全に海外市場に挑戦できる環境を整えることが期待されます。
まとめ
TIMEWELLは、AIエージェントの提供を通じて、経済安全保障の観点からも一歩先を行く企業としての立場を確立しました。今後の「TRAFEED」の展開に注目しながら、国内外からの信頼をさらに高めていくことを目指していきます。