新横浜ラーメン博物館30周年記念書籍が2025年に登場！

新横浜ラーメン博物館30年の軌跡

1994年にオープンした新横浜ラーメン博物館は、世界初のラーメンフードアミューズメントパークとして、長い道のりを辿ってきました。開館当初は「3年ももたない」と懸念されたものの、実際には30年の歴史を刻み、来館者は約3000万人に達しました。この度、2025年2月20日には、記念書籍『ラー博30年新横浜ラーメン博物館あの伝説のラーメン店53』が講談社ビーシーから発売されることが決まりました。

食文化としてのラーメンを追求

館長・岩岡洋志は、初めてこのプロジェクトを提案したときの心情を振り返ります。「当時はラーメンが今のように注目されていなかった時代で、食文化としての価値を感じていた」。日本の広がりある地域特有のラーメンの存在とその背後にある文化を大切にし、食と歴史の両面をしっかり伝えることが重要だと感じました。

新横浜ラーメン博物館では、全国各地から集めたラーメン店の紹介のみならず、その地域の食文化と店主の物語にも迫ります。「たかがラーメン」と言われることがある中で、岩岡館長は「されどラーメン」という心意気で、30年間追求を続けました。

銘店の歴史とドラマ

書籍は、2022年から2024年にかけて実施された「あの銘店をもう一度」という企画を記した内容となっています。このプロジェクトでは、過去に出店した銘店36店舗がリレー形式で展示され、そのバックストーリーが_collect_されています。岩岡館長は、数ある不安要素を乗り越えて展開してきたラーメン店主たちとのエピソードをもとに、この特別な一冊を仕上げました。

特に印象的なのが、100回以上店を訪れ続けた店主もいること。出店まで25年かかったお店もあり、信頼と情熱を持って、ラーメンの魅力を広めるために尽力してきた様子が語られています。「こんな場所に人が来るはずがない！」と反対されながらも、彼らの努力が実を結び、現在の盛況を迎えることができました。