ブックオフが能代市と手を組んで地域振興とサステナブルな未来を目指す
秋田県能代市とブックオフコーポレーションが2025年8月1日に「地域振興および資源循環型社会推進に関する協定」を締結しました。この取り組みは、資源循環と地域振興を同時に進めるものです。
協定の背景
能代市は、“こころ”の豊かさ、“からだ”の豊かさ、“もの”の豊かさを実感できる地域を目指し、幸せをともに創る「幸福共創」という理念を掲げています。この理念に共感したブックオフは、地域との協力を進めるために、この協定に合意しました。地域課題である「ごみ削減」や「教育支援」に貢献することが目的です。
主な取り組み内容
1.
書籍の寄贈
ブックオフでは、能代市の児童施設や保育園に、中古書籍を寄贈します。これにより、子どもたちの読書機会を増やし、物の寿命を延ばすことの重要性を伝えることを目指しています。
2.
SDGs×キャリア教育「学校ブックオフ」の実施
子どもたちがリユースや循環型社会について学べる授業を、能代市の学校で開催します。このプログラムでは、実際の査定体験や店舗運営を通じて、持続可能な未来について自分事として考える機会を提供します。
3.
不要品回収ボックスの設置
「キモチと。」や「R-LOOP」といったサービスのボックスを市役所に設置し、不要品を気軽にリユースできる仕組みを整えます。回収された品物は、地域貢献や環境保護に繋がります。
「キモチと。」と「R-LOOP」の紹介
「キモチと。」は、不要になった本やCDなどを寄付した方が、その買取金額を地域や環境に寄付することができるプログラムです。この取り組みにより、2025年6月末時点で累計4億9,000万の寄付を実現しました。
「R-LOOP」は、使用できる衣類や雑貨を回収し、リユースやリサイクルに繋げるサービスです。このシステムは、手軽にできるリユースの選択肢を提供します。
8月8日はリユースの日
また、8月8日は「リユースの日」として、リユースの大切さを知ってもらうための啓蒙活動も行われます。小学生向けのリユース体験イベントも開催され、地域全体でのリユース文化の拡充を目指しています。
ブックオフと能代市のパートナーシップは、地域を賑やかにし、未来の持続可能な社会を築く基盤となることでしょう。リユースを通じた地域振興の具体化によって、多くの市民がその恩恵を実感できる日が近づいています。これからの展開に、ぜひ注目してみてください。