リガルジョイントが発表したウルトラマニホールド™
リガルジョイント株式会社が発表した「ウルトラマニホールド™」は、最大瞬時流量800L/minに対応する新しい水用集合配管であり、業界初の試みを行った製品です。2026年7月31日に発売予定で、半導体製造装置や工業用の冷却水を必要とする産業装置に向けた画期的なソリューションを提供します。
製品開発の背景
半導体やFPD (フラットパネルディスプレイ) 製造装置の需要が高まる中で、装置の高性能化が進んでいます。それに伴い、冷却水の配管においても大流量を求められるようになりました。しかし、金属製のヘッダー配管が主流のため、設置スペースや重量の面で課題が多いことも事実です。
リガルジョイントは既存の樹脂製マニホールドの設計や製造技術を駆使し、大流量化に対応した強度設計や樹脂成形技術の確立を目指しました。また、性能評価を行うために専用の試験設備を整え、一部は近隣の大学と連携して開発を進めています。これにより、製品の信頼性向上を図っています。
ウルトラマニホールドの利点
この新型マニホールドの主なメリットは、設置スペースの大幅な削減と施工時間の短縮です。具体的には、金属製ヘッダー配管に比べ、スペースを75%減少させ、質量も70%軽減されています。これにより、施工時間も最大180分短縮されるため、効率的な導入が可能になります。
加えて、リガルジョイントでは顧客の系統図をもとに、設計から製品の組み立て、さらにはリーク試験までを完了した状態で納品するため、設計や調達、組立、検査にかかる工数を大幅に削減しています。これらの工夫により、装置の小型化や配管の高効率化にも貢献しています。
想定用途と業界
ウルトラマニホールドは特に半導体製造装置、FPD製造装置、工業炉、射出成形機など、冷却水管理のニーズが高い各種産業装置に向けて設計されています。配管の高効率化はもちろん、より安定した装置の稼働を支える役目も担っています。
特徴的な仕様
具体的な仕様としては、最大流量は80L/min (1系統あたり)、使用流体は工業用水や水が用いられます。また、接続口径については母管がRc2、枝管がRc3/8、Rc1/2、またはRc3/4と多様です。最高使用圧力は1.0MPaを維持し、1から10の連数に対応可能です。
今後の展望
ウルトラマニホールドの開発は、今後も半導体やFPD製造装置市場だけでなく、大流量の冷却水配管を必要とするさまざまな産業分野への提案を進めていく計画です。リガルジョイントは、それに伴ったラインアップの充実を図り、流体関連製品の開発・評価体制を強化していくことを目指しています。
今回のウルトラマニホールドは、産業界における配管技術の進化を物語るものであり、その効果と影響は今後も注目されることでしょう。詳細な情報については、リガルジョイントの公式ウェブサイトをご覧ください。
リガルジョイントHP