スターバックスが仕掛けるリユース文化の新しい形
スターバックスコーヒーが日本において新たに始めた「スターバックス タンブラーチャレンジ」は、リユース文化を育成する参加型のプロジェクトです。2025年5月からの取り組みでは、音楽や大学、地域コミュニティを舞台に、マイタンブラーを使いたくなる「瞬間」を創出し、参加者全員で楽しくリユースに取り組んでいくことを目指しています。
「タンブラーチャレンジ」の背景
リユースの現状を見てみると、タンブラーの持ち歩きや使用が依然として特別なものとして捉えられています。スターバックスでは、これまでにもマグやグラスの提供やタンブラー持参での割引など、持続可能な選択肢を提供してきましたが、まだまだマイタンブラーを日常的に利用してもらうための努力が必要とされています。
そこで新たに立ち上げられた「タンブラーチャレンジ」は、私たちの生活の中でリユースを自然に取り入れるきっかけを提供するために、音楽イベント、大学、地域コミュニティと連携して実施されることになりました。これにより、マイタンブラーの利用がただの習慣ではなく、楽しみながら取り組む動機となることを目指しています。
タンブラーチャレンジの実施内容
タンブラーチャレンジ #1: 平井 大さんとのコラボ
最初の挑戦として、平井 大さんとの音楽フェス「HIRAIDAI presents THE BEACH TRIP 2025」が行われました。2025年5月10日から6月1日までの全5公演において、タンブラーを持参した来場者にはアイスコーヒーが無料で提供されるという特典がありました。また、特製ステッカーも配布されたことで、マイタンブラーの利用促進を図ることが出来ました。
この取り組みでは、平井 大さんのファンだけでなく、参加者の中には「参加するきっかけとして昔のタンブラーを持って行きました」といった声が聞かれるなど、イベントは大成功を収めました。
タンブラーチャレンジ #2: 学生向けの取り組み
次に、2025年6月16日から6月27日にかけて、関西学院大学内のスターバックスで「MY TUMBLER WEEKS」が開催されました。環境月間に合わせたこのイベントでは、大学生たちにマイタンブラーの持参を促す活動が行われました。特別にリユーザブルカップを手頃な価格で販売し、各人が環境問題について考えるきっかけになるような取り組みが評価されました。
「地球のために何かできることを実感できて嬉しかった」という学生の声もあり、店舗パートナーの丁寧な接客も寄与して多くの学生がリユースに積極的に参加する良い機会となりました。
タンブラーチャレンジ #3: 地域との連携
最後の取り組みとして、湘南 蔦屋書店と連携し、2025年7月19日から8月17日まで行われた「スターバックス タンブラーチャレンジ」では、地域の環境意識を高めることをテーマに据えました。地元の人たちが自分の街のために何ができるかを考える機会が提供され、特に家族連れが楽しく参加できるゲーム形式のイベントも実施されました。
参加者からは「環境問題についてもっと身近に感じることができた」との声が寄せられ、地域に根差した活動の重要性を実感させる体験となりました。
目指す未来
スターバックスは、これらの取り組みを通じて「タンブラーを持つことが楽しい」と感じられる環境を作り出すことを目指しています。私たちの毎日の小さな選択が、持続可能な未来へと繋がるということを、より多くのお客様と共に実感出来るよう、今後も活動を続けていく予定です。これからも「タンブラーチャレンジ」を通じてリユース文化を広め、ステキな未来を共に築いていきましょう。