藍を纏う現代の物語
2025-08-10 11:23:30

伝統の藍染を現代に再構築したirotoaの新シリーズ『藍乃和』

irotoaの新シリーズ『藍乃和(あいのわ)』の魅力



インクルーシブカルチャーブランドのirotoa(イロトア)が、ついに新製品ラインナップの第一弾として『藍乃和シリーズ』を発表しました。このシリーズは、日本の伝統技法である「藍染」を現代的にアレンジしたもので、タオル、ハンカチ、てぬぐいの3種類が用意されています。

藍の持つ豊かな色合いと深い物語を、irotoaが大切にする「個性の色」「命の音」という視点から展開しています。これらの製品は、2023年9月1日より原宿のストアおよびオンラインショップにて購入可能です。また、すでに予約も受け付けています。

藍に宿る8つ物語


この新シリーズには、藍の色合いに込められた8つの物語があります。これらは、藍が持つ多様性や、藍染めの背景にある歴史、国内外のつながりを感じさせる内容です。

1. 藍四十八色の多様性


藍の青は一色ではありません。「藍白」と呼ばれる淡い青から、「留紺」と称される深い黒に近い青まで、江戸時代の人々はその色を48に分類しました。それぞれの色は、染める素材や環境、職人の技によっても大きく変わります。この多様性は、人それぞれの違いにも共通するもので、個性の重要性を表現しています。

2. 発酵が生む命の音


藍染の核心にあるのは、発酵プロセスです。藍甕の中には多くの微生物が息づき、その活動が美しい色を生み出します。職人が藍を操る際の繊細な手作業は、まさに生きている証しであり、そこで生まれる音は「命の音」と言えます。

3. 一点物の色ムラ=個性の色


藍染めによって生まれる布には、予期せぬ模様が出現します。この一つ一つの表情は他にはなく、その不均一さこそが唯一無二の価値です。人もまた、同じ道を歩むことはなく、そこに個性の美しさが存在します。

4. 勝ち色の力強さ


藍の最も濃い色は「褐色」と呼ばれ、古くから武士たちに勝利の象徴とされました。この色を身に纏うことは、挑戦への強い決意を表しています。深い青は、困難に立ち向かう勇気の象徴でもあるのです。

5. 護りの色


藍には防虫や抗菌作用があり、昔から人々の生活を守る布として使われてきました。現在もその「護りの力」を大切にし、日常生活を支えるアイテムとして藍乃和シリーズが活躍します。

6. 制約の中の創造性


江戸時代には贅沢禁止令が出され、藍の濃淡や模様で個性を表現しました。この歴史には、限られた条件下でいかに自己表現をするかという人々の知恵が秘められています。

7. 自然と共生する循環


藍染は自然のサイクルの中で生まれ、育まれます。畑で育てた蓼藍が染液となり、使用後は肥料として循環するこのプロセスは、環境に優しい未来のモデルとなっています。

8. 色が開く瞬間


染まった布は、空気に触れることで鮮やかな藍色に変化します。この瞬間は新たな才能や個性が開花する姿に似ており、irotoaはその感動を一人ひとりに届けたいと願っています。

製品概要


  • - シリーズ名:藍乃和(あいのわ)
  • - 商品構成:タオル、ハンカチ、てぬぐい
  • - 特徴:天然藍染による一点物の色合い/日常使いに適した品質/環境に優しい循環型製法
  • - 販売場所:irotoaコラボレーションストア & オンラインショップにて販売中
  • - 予約方法:現在予約も受け付け中です。

物理店舗情報


  • - 店舗名:irotoa(いろとあ)コラボレーションストア
  • - 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21−16
  • - アクセス:原宿駅から徒歩8分

この藍乃和シリーズは、ただの製品ではなく、それぞれが持つユニークな物語を感じ取ることができる貴重なアイテムです。この機会にぜひ、新たな藍の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


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