第17回IIBC高校生英語エッセイコンテスト受賞作品の発表
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が主催する「IIBC高校生英語エッセイコンテスト」は、毎年多くの高校生が参加する人気のコンテストです。今年度も「つながる心、広がる世界~コミュニケーションを通じた響きあい~」というテーマのもと、個人部門で433作品、団体部門で3,936作品が集まりました。この数は過去最多となり、学生たちの関心の高さが伺えます。
受賞者一覧
今年の受賞者は以下の通りです。特に最優秀賞を受賞した圡屋遼人さんの作品は、多くの共感を呼びました。
最優秀賞
- - 圡屋 遼人(つちや はると) 仙台育英学園高等学校 1年(宮城県)
- 作品題名: 『Thank you without saying』
作品紹介: 彼は、小学校時代の障がいのある同級生との出会いを通じて、沈黙の中で伝わる感謝の気持ちについて描いています。言葉を超えたコミュニケーションの本質を、心の響きとして表現しました。
優秀賞
- - 菅原 俐亜(すがわら りあ) 洗足学園高等学校 5年(神奈川県)
- 作品題名: 『Flight』
作品紹介: 聴覚に障がいのあるダンサーとの出会いを通じて、言葉だけではない心のつながりを学んだ経験を振り返ります。障がいを超えた理解と気づきを、大切にしています。
優良賞
- - 西宮 莉杏(にしみや りあん) 松山東雲中学・高等学校 3年(愛媛県)
- 作品題名: 『HUG - Healing, Understanding, Giving』
作品紹介: アメリカ留学での経験を通じて、心をつなぐハグの意味について考察。オバマ元大統領の広島訪問でのハグを挙げ、平和への願いを込めています。
特別賞と日米協会会長賞
特別賞には、複数の受賞者が名を連ね、特に呉潤希さん、岡村昊虹さん、小西琉偉さんなど、さまざまな視点からコミュニケーションを表現した作品が評価されました。また、日米協会会長賞には各受賞者の作品が選ばれ、文化交流の重要性が伺えます。
審査員コメント
IIBC理事長の藤沢裕厚氏は、今年のエッセイがコミュニケーションを通じた多様な心のつながりを描いていることに、高い評価を寄せています。特に、海外での経験や日本の日常生活を背景にした作品が目立ち、今後のさらなる発展に期待が寄せられています。
コンテストの意義
このコンテストは、学生たちに国際的な視野を促し、言語を超えたコミュニケーション能力を育む貴重な機会です。エッセイを書くことで、彼らは自身の経験を再考し、さまざまな視点を持つことの重要性を理解します。これからも多くの学生が参加し、感動的なストーリーを届けてくれることを期待しています。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、今後も引き続き学生の国際理解を深めるためのプログラムを展開していくとのことです。興味のある方は、ぜひ次回のコンテストへの応募をお勧めします。