対馬の海岸が抱えるごみ問題
長崎県の美しい対馬、ここは日本と韓国の間に位置する国境の島です。しかし、海岸に漂着する大量の漁具やプラスチックごみは、この美しい自然を脅かす深刻な問題となっています。特定非営利活動法人OWS(オーダブリュエス)は、この問題解決のためにクラウドファンディングをスタート。海岸のごみを回収し、環境を守る活動を展開しています。
海の恵みを守るための活動
対馬の海岸は、陸路がない地区が多く、海流の影響で様々な漂着物が堆積します。これまでにOWSは、特に“世界最北のサンゴ礁”の保護活動を行ってきました。サンゴ礁のモニタリングを続ける中で、漁網やロープがサンゴに与える影響を痛感し、2018年からごみの回収を開始しました。これまでに、多くの漁具を回収し、海洋生物を守るための貴重な成果を上げています。
クラウドファンディングの実施
この度、OWSは10月3日から11月10日までの期間中、クラウドファンディングを実施しています。目標金額は1,500,000円。そのうち、10月29日現在で1,120,000円が集まり、達成率は74%に達しました。残りの期間、個人や法人からの広範な支援を呼びかけています。支援方法は、Readyforのプロジェクトページを通じて簡単に行えます。活動報告や進捗情報も随時更新しており、皆様の参加をお待ちしています。リンクはこちらです:
Readyforプロジェクトページ
なぜ今、回収が必要か
漂着物は、特に漁網やロープが海に流出することで「ゴーストフィッシング」と呼ばれる問題を引き起こします。これは、海洋生物が不必要に捕獲され傷つけられる原因となります。今回のクラウドファンディングは、漁網やプラスチックごみの回収を目的として20〜25名のチームでの大規模な掃除活動を計画しています。海洋環境を守るために、今がそのチャンスです。
地域と連携した持続可能な取り組み
このプロジェクトは、ダイバーチームや地元の漁業協同組合、海洋ごみ担当部署、ボランティアグループ等と連携して進められます。将来的には「陸路のない海岸でのごみ回収のモデルケース」を作り、次世代への持続可能な仕組みへとつなげていくことを目指しています。
みなさんの支援が必要です
OWSの活動は個人の支援はもちろん、企業のCSR活動としての参加も大歓迎です。社内での広報や情報発信などを通じての協力もお待ちしています。興味のある方は、ぜひプロジェクトページをご覧ください。
おわりに
美しい海を未来につなぐためには、みんなの力が必要です。ぜひ、対馬の海岸のごみ回収活動にご参加いただき、一緒に環境保護に貢献しましょう。小さな一歩が大きな変化を生むことにつながります。あなたの応援が必要です!