BMW M4 GT3 Evoで挑む
2025-03-26 16:51:04

BMW M4 GT3 Evoで挑む2025年DTMシーズン:シェフラーとマルコ・ヴィットマンの挑戦

BMW M4 GT3 Evoで挑む2025年DTMシーズン



2025年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)がいよいよ4月25日に開幕し、期待が高まる中、シェフラーとマルコ・ヴィットマンが率いるシューベルト・モータースポーツが挑戦に臨みます。初戦はドイツのモーターシュポルト・アリーナ・オッシャースレーベンで行われ、シューベルト・モータースポーツのホームレースとして盛り上がります。

このシーズンに注目されるのは、マルコ・ヴィットマンが操るBMW M4 GT3 Evo。このマシンは、シェフラーが提供する最先端技術を搭載しており、これまで以上にパフォーマンスを向上させています。具体的には、クラッチアクチュエーターやカムフェザーを備えたバルブトレイン、高圧ポンプトレイン、スロットルバルブ、そしてテンショナープーリーなど、エンジニアリングの粋を集めた部品が組み込まれており、レース中の優れた走行性能が期待されています。

シェフラーのパワートレイン&シャシー事業部のCEO、マティアス・ツィンク氏は「シューベルト・モータースポーツとのコラボレーションで、マルコ・ヴィットマンがATWの舞台で再び戦えることを誇りに思う」と語り、2024年のシーズンには波乱があったものの、今年こそはトップに返り咲く意気込みを示しました。昨年、ヴィットマンはオランダのザントフォールトで優勝した経験があり、その成功を基に今年もファンに喜ばれる結果を残すと考えています。

また、シェフラーはDTMにおける長期パートナーシップの重要性を強調しており、ヴィットマンとの関係も今年で7年目を迎えます。これまでに2度のDTMタイトルを獲得しているヴィットマンは、強力なドライバー陣の中でも特に経験豊富な選手とされています。彼は新しいBMW M4 GT3 Evoに乗り込み、さらなる飛躍を目指す決意を固めています。

さらに、シェフラーは ABTスポーツラインとも長年にわたって協力しており、2021年からは提携の範囲をDTMにまで広げています。ABTスポーツラインは、Lamborghini Huracán GT3 EVO2を駆使して今シーズンに挑む予定です。

シェフラーが引き続きDTMのイノベーションパートナーとしての役割を果たす中、ADAC(ドイツ自動車連盟)との協力関係も2024年末まで延長されます。シェフラーの「イノベーションタクシー」は、Audi R8 LMS GT3を使用して、レース開催時に特別なドライブ体験を提供。元F1およびDTMドライバーのマルクス・ヴィンケルホックが運転手として参加し、シェフラーの技術を体感できる貴重な機会となります。

シェフラーのメカトロニック・リアホイール・ステアリングシステムは、その優れた操縦性と安定性を兼ね備え、都市部での運転からサーキットでの精密な走行まで、幅広い利用シーンでのパフォーマンス向上に寄与します。クレメント・フェルツ氏は「リアホイールステアリングは、当社のシャシー技術においてますます重要な役割を果たしており、2025年のDTMシーズンでもその効果を証明することができると信じています」と述べています。

2025年のDTMシーズンは、シェフラーとシューベルト・モータースポーツ、そしてマルコ・ヴィットマンの挑戦がどのような結果をもたらすのか、目が離せません。エキサイティングなレースが待ち受けていることでしょう。



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