神奈川大学の成果
2026-06-25 15:57:20

神奈川大学が文部科学省のAI研究プログラムで3件採択

神奈川大学がAI for Science研究で3件採択



2028年に創立100周年を迎える神奈川大学から、文部科学省の「AI for Scienceによる科学研究革新プログラム」第1回公募にて、3件の研究が見事に採択されました。今回はその詳細と、採択に至るまでの背景について紹介します。

積極的な応募による成果



今回の公募では、全国から応募のあった15,868件の研究提案の中から、たった456件、すなわちわずか2.9%が採択されるという厳しい競争が展開されました。その中で、神奈川大学は組織的な支援のもと、37件を提案し、そのうち3件が見事に採択されました。この8.1%の採択率は、全体の平均を大きく上回るもので、特に首都圏の大学においては最も高い水準となっています。

研究内容と目的



採択された3つの研究テーマはいずれも「光と物質の相互作用」に関連しており、それぞれがAIを活用した独自のアプローチで科学の最前線に挑むものです。具体的には、以下の3つの課題が挙げられます。

1. 量子コヒーレント反応×AI
研究代表者:岩倉いずみ(化学生命学部 教授)
課題名:量子コヒーレント反応座標の解明。5フェムト秒光実験とAI解析を駆使し、未知の反応座標を明らかにすることを目指します。

2. 量子相関光×AI
研究代表者:橋本征奈(化学生命学部 特別助教)
課題名:少数高信頼データから、量子相関光と分子の相互作用の支配原理を探究します。

3. ナノ構造化学×AI
研究代表者:東海林竜也(理学部 教授)
課題名:AIを用いた逆設計によって、強い光学力と低発熱を両立する誘電体ナノ構造を模索します。

これらの研究は、自然現象の理解と制御に挑戦するものであり、AIを活用することで新たな発見が期待されます。

組織的な支援体制



神奈川大学は、研究推進部と連携して、応募者に対してさまざまなサポートを提供しました。具体的には、応募情報の共有や内容の相談、研究計画書のチェックなど、研究者の電挑戦を組織的に支える体制を整えています。この支援が、採択率向上の一因となったと考えられています。

今後の展望



「AI for Science」は、AI技術を活用し、科学研究の革新とさらなる発展を目指す事業です。神奈川大学は、今回の3件の採択を通じて、研究者の独自の発想とともに、より多くの研究活動が生まれることを願っています。

佐藤裕美副学長は「研究者の努力が実を結び、大変誇りを感じている」と述べ、今後も多くの研究者の挑戦を支援していく意向を示しました。このような取り組みにより、大学の研究力はさらに高まり、社会の様々な課題に貢献することが期待されています。

まとめ



今回の採択結果は、神奈川大学の研究者が取り組むAIを活用した新たな研究の可能性を示す重要な一歩です。以降、大学としても研究提案力の強化や外部からの資金調達支援など、さらなる挑戦を進めていくことでしょう。今後の研究の進展にも期待が寄せられます。


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