自然と記憶を結ぶ香り、ブランド『WHOKNOWS』の挑戦
香りと石をテーマにした新たなフレグランスブランド『WHOKNOWS』が、11月18日からクラウドファンディングを開始します。このブランドは、デザイナー松田裕多が手掛けるもので、「香りと石」が織りなす独自の体験を提供することを目指しています。
ブランドの背景と特徴
『WHOKNOWS』のコンセプトは、“誰にも知り得ない記憶の香り”。私たちの日常において、香りはその人の記憶や感情と密接に結びついています。香水は単なる商品でなく、個々の人生のストーリーを語る媒体となり得るのです。このブランドの香水は、ネガティブな感情からポジティブな思い出まで、幅広い記憶に寄り添うことを意識して設計されています。
香りは、私たちの感情や記憶を刺激する強力な要素です。例えば、懐かしい香りに触れることで、あの日の思い出や感情が一瞬でよみがえります。この特性を活かし、WHOKNOWSは人々に香りを通じて心の自然を取り戻すことを使命としています。
特徴的な香水のアイテム
さて、WHOKNOWSの初のコレクションには、八ヶ岳をテーマにした二つの香水があります。「AOI Eau de Parfum」と「ORANGE PEAKS Eau de Parfum」と名付けられたこれらの香水には、長野県諏訪郡で採取された天然の黒曜石が封入されており、香りと共にその神秘的なエネルギーを楽しむことができます。
AOI Eau de Parfum
この香水は、朝露に濡れた森の清々しさを表現しています。トップノートにはレモンやライム、キンモクセイが使われ、爽やかなグリーンの息吹を感じさせます。続くミドルノートではヒノキやジャスミンが織りなす森林の香りが広がり、ラストノートにはパチョリやサンダルウッドが使われ、心身の緊張を和らげるような深い癒しをもたらします。また、黒曜石の浄化作用が、うまく心の内面にも働きかけてくれるでしょう。
ORANGE PEAKS Eau de Parfum
一方の「ORANGE PEAKS」香水は、夕刻の八ヶ岳からインスパイアされています。トップノートではオレンジやペパーミントが溶け合い、心をリフレッシュさせる清らかな香りを提供します。この香水も黒曜石を封じ込めており、香りが体験を深めるだけでなく、精神的な成長を助ける存在となります。
サステナブルな取り組み
WHOKNOWSでは、香水使用後のボトルを再利用する『The Return Ritual』を設けており、使用後の瓶を返却することで、次の香水に使われる黒曜石を循環させる仕組みを整えています。この取り組みは、自然への敬意を大切にしており、歴史を超えて人と人の関係をつなぎます。返却した方にはオンラインストアで使えるお得なクーポンも発行される予定です。
クラウドファンディングの詳細
この特別な香水は、クラウドファンディングプロジェクトで支援を募集しています。プロジェクトの詳細は、
こちらのリンクから確認できます。一般発売は2026年度の予定ですが、早期支援者にはお得な特典が用意されています。香りを大切に育て、個々の記憶を呼び起こす体験を楽しむチャンスです。
ファウンダーの情熱
松田裕多さんは、京都造形芸術大学を卒業後、アメリカでの体験を経て地元長野の地域おこしに貢献してきました。彼のデザイン哲学は、自然と人間の調和を重視し、香水を通じて心の中の自然を取り戻すことに情熱を注いでいます。
この独自のフレグランスブランド『WHOKNOWS』は、香りを通じて新しい体験と感情の探求を提供し、私たちの生活に彩りを加えてくれることでしょう。ぜひ、この機会をお見逃しなく。