革新AI企業が資金調達
2025-06-04 13:34:12

神奈川県発の革新的AI企業が資金調達、次世代技術へ加速

Tokyo Artisan Intelligenceが資金調達を通じてエッジAI技術を前進



神奈川県横浜市を拠点とするTokyo Artisan Intelligence株式会社(以下、TAI)は、シリーズB+の資金調達を完了しました。この資金調達には、JR東日本コンサルタンツ株式会社と九州旅客鉄道株式会社との資本業務提携が含まれており、総額約11.1億円が調達されました。これにより、同社はエッジAI技術のさらなる革新へと踏み出します。

エッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」の次世代版の開発



調達した資金は主に、新世代の再構成可能AI半導体チップ「SEASIDE (A Specified Edge AI SoM for Intelligence Design and Embedding)-R6」の開発に充てられます。TAIのエッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」は、従来の領域での実績に基づいて設計されていますが、次世代版ではお客様のニーズに応えるため、より高度なAI処理が行えるようになります。

これにより、環境条件が厳しい鉄道や製造業などの業界でも、安定したAI処理を実現することが期待されています。しかし、新しい技術におけるAI処理は重く、発熱問題が課題となっていました。TAIは、FPGA(Field Programmable Gate Array)技術を活用し、特化型回路を設計することで、これらの問題解決に挑みます。

顧客ニーズに応える再構成可能なAI半導体チップ



TAIの最新技術である再構成可能なAI半導体チップは、無駄な処理を省くことで熱問題を解消し、効率的なAIシステムの実装を可能にします。この技術は、安全性や効率化を求めるさまざまな産業分野での展開を後押しします。

量産体制も来年度から開始予定で、人材の強化も行う計画です。TAIは、エッジAI事業のさらなる拡大を目指し、顧客の期待に応えようとしています。

投資家の期待とTAIの可能性



三井住友海上キャピタル株式会社の白松昌之氏は、TAIへの投資の理由を説明し、同社の高精度AI技術に感銘を受けたことを強調しました。特に画像認識分野における実績は、業界内でも注目を集めています。

TAIは、AIソフトウェアの開発にとどまらず、耐環境性や省電力性を兼ね備えたハードウェアの開発を一貫して行っている点が、他の企業と一線を画しています。こうした技術力を背景に、国内外での成長を期待されています。

TAIの未来と社会への貢献



代表取締役兼CEOの中原啓貴氏は、今回の資金調達により、TAIのエッジAI事業が実用化のフェーズに入ったと語っています。テクノロジーの進化を通じて、社会の課題解決にも貢献していく方針が示されています。TAIは、製造業や医療、インフラなど広範な分野で、AI技術を活用したソリューションを提供していく予定です。

今回の成果を踏まえ、TAIは今後も新たな挑戦を続け、より良い社会の実現に寄与していくことでしょう。これからのTAIの成長と展開に大きな期待が寄せられています。


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