『新しい地域の創造へ!『バイローカル』が映す未来のまちづくり』
昨今、全国で画一化が進む都市の風景や地域経済の縮小が問題視されています。これに対抗するため、一般社団法人「バイローカル」が設立され、地域に密着した新しい社会の仕組みを模索しています。この法人は、地域経済の循環を促進し、既存の地域資源を再発見する「ご近所資本主義」を基本理念としています。
バイローカルの理念と背景
バイローカルの設立に賛同したのは、5人の理事たちです。彼らはそれぞれ異なる専門性を持ちながら、地域をより良くするための知恵を集結させています。具体的には、株式会社サルトコラボレイティヴの加藤寛之氏や、株式会社Q0の林千晶氏などが名を連ねており、彼らは実際の地域活性化の現場でも多くの実績を重ねてきました。
彼らは「地域の自己肯定感を育むことで、地域の価値や幸福度を高めよう」との思いから、地域に存在する「よき商い」を守る活動を展開しています。
バイローカルマーケットの成功
2013年から展開された大阪市阿倍野区昭和町のプロジェクトでは、「ご近所が一番心地よい場所」とする取り組みが行われてきました。ここでは、青空市「バイローカルマーケット」が年に一度開催され、地元の魅力的なお店を可視化する場として機能しています。この活動によって、80店舗以上の新規出店が実現し、地域の活性化に寄与しました。
更に、その取り組みは「グッドデザイン賞2024」を受賞するといった高い評価も得ており、今後のまちづくりの模範として注目されています。
新たなサービスとイベントの開設
今後、バイローカルはさらなる展開を計画しています。「バイローカル・スクール」では、地域住民や関係者が一堂に会し、地域の魅力を引き出すための学びを提供。さらに、「バイローカル・ドリンクス」という懇談イベントも開催され、地域の住民とのコミュニケーションを図る場として利用されます。
また、「バイローカル・マーケット」では、地域の「よき商い」をお得に利用できるサービスも考案されています。これにより、地域内経済の循環を促進しつつ、地域の活性化を後押ししていきます。
設立発表記念イベント実施
一般社団法人バイローカルの設立を記念したイベントが、2025年10月2日にHOME/WORK VILLAGEで開催されます。このイベントでは、理事メンバーが集まり、バイローカルの今後の展望や活動内容についてお話しします。「ご近所で買おう!」を合言葉にしたこのイベントは、地域における「よき商い」の重要性を再確認する良い機会となるでしょう。
具体的な時間等は、バイローカルの公式noteにて随時更新される予定です。地域の皆さんぜひご参加ください!
結びに
新しい形の「ご近所」づくりを目指す「バイローカル」。地域経済を守り土台をつくることで、より良い未来を創出するその活動は、他の地域への波及効果も期待されます。
この取り組みが、地域の人々の生活水準を向上させるだけでなく、コミュニティの絆を深めるための成果として現れることを期待しています。
地域の協力や参加があってこそ、バイローカルの活動は成り立ちます。これからの活動から目が離せません!