BYDがフォーチュン・グローバル500で91位に初のトップ100入り!
2025年7月29日、アメリカの『フォーチュン』誌によって発表された「フォーチュン・グローバル500」で、中国の大手企業BYDが見事91位にランクインしました。これは、前年の143位からの大幅な順位上昇であり、BYDにとっては初めてのトップ100入りとなります。この結果は、BYDが継続的に成長を遂げている証拠であり、特に技術革新とグローバル展開における同社の取り組みが高く評価されたことを示しています。
BYDのビジネスモデルは多岐にわたり、特にITエレクトロニクス、電気自動車、新エネルギー、そしてモノレールなど4つの分野で事業を展開しています。2024年にはそれぞれの領域で相乗効果を生み出し、売上高は前年比29%増の7,771億元(約16兆705億円)を達成。さらに、新エネルギー車(NEV)の販売数量は427万台に達し、前年比41%という驚異的な成長を遂げ、世界的なNEV市場でも三年連続の首位を獲得しました。
BYDは「技術を基盤に、イノベーションを原動力に」という企業理念を掲げており、2024年には542億元(約1兆1,213億円)を研究開発に投資しています。過去14年間で、13年にわたり、純利益を上回るR&D投資を実施してきました。その結果として、ブレードバッテリーやDiSusインテリジェント車体制御システム、メガワット急速充電といった数々の革新的技術を市場に投入してきました。
グローバルな展開も加速しており、2025年上半期には海外での乗用車やピックアップトラックの販売台数が47万台を突破しました。この間には、欧州本社のハンガリー設立やブラジル工場での初出荷、そしてタイでの9万台目のNEV納車など、海外での重要なマイルストーンを達成しています。現在、BYDは世界112の国や地域でNEVを展開し、持続可能なモビリティの提供に努めています。
今回のフォーチュン・グローバル500での91位という結果は、BYDの技術力と国際的な競争力が世界に認められたことの証です。同社はこれからも「地球の温度を1℃下げる」という目標を掲げ、持続可能な未来を創造するために努力を続けます。
BYDグループについて
BYDグループは、中国・深圳に本社を構えるグローバル企業であり、環境に優しい世界の実現を目指して数々のイノベーションを提供しています。1995年にバッテリーメーカーとして創業したBYDは、現在ではITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティといった多様な分野で事業展開を行っています。特に自動車分野では6大陸、110以上の国と地域、400以上の都市で電気自動車を展開しており、独自に開発した技術を基に世界市場にアプローチしています。
BYD Autoは、2003年に設立され、純電動車及びプラグインハイブリッド車に特化した開発を行っています。同社は新エネルギー車関連の全バリューチェーンをカバーする中核技術を保持し、ブレードバッテリーやe-Platform 3.0、DiSusインテリジェントボディコントロールシステムなどの革新技術を次々と実現しています。BYDは世界で初めて化石燃料車の生産を中止した自動車メーカーとしても知られ、EVシフトをリードする存在として注目されています。
詳しい情報は、
BYDの公式サイトにてご確認ください。