ヒノキの新商品
2025-03-28 13:22:17

愛媛県産のヒノキを使用した新商品「Gywood」の開発に成功

愛媛県産ヒノキを活用した「Gywood」の新商品開発



ナイス株式会社が、愛媛県産材製品市場開拓協議会と共同で新しい商品「愛媛県産ヒノキGywood」を開発しました。この取り組みは、愛媛県が持つ優良なヒノキの特性を生かし、地域材をより広く利用しようというものです。

Gywood®は、特に軟らかい針葉樹の表層を圧密化し、高密度に仕上げられることで、針葉樹の軽さや衝撃吸収性を保持しながら、表面の硬度や形状の安定性が向上した独自の木材製品です。ナイス株式会社は、これまでもスギを中心とした国産針葉樹を使用したGywood®を開発してきましたが、今回は愛媛県のヒノキに着目し、地域材を活用した商品の開発を進めることにしました。

愛媛県は日本の中でも有数のヒノキの産地であり、地域材の活用が期待されている地域です。今回の共同開発により、高品質なヒノキ材を安定的に調達し、さまざまな用途に対応した商品作りが可能となるのです。

このプロジェクトの一環として、3月18日には愛媛県庁において新商品発表会が開催されました。会場には中村時広愛媛県知事が出席し、商品の特長について説明を受けました。中村知事は、滑らかなヒノキの木肌を実際に確認しながら、愛媛県産ヒノキを活用した商品の将来に期待を寄せる言葉を述べました。

展示された製品には「愛媛県産ヒノキGywood」を使った会議テーブルやフローリングが含まれており、安定したデザインと機能性が評価されています。ナイス株式会社は、今後の展開として会議テーブルの普及やフローリングの仕様決定も進めていく考えです。さらに、学校の机やトラックの荷台板など、さまざまな用途に展開することを目指しています。

地域材の普及に向け、ナイス株式会社は自治体との連携を深め、全国的に地域材を活用した商品開発を進める意向です。今回の新商品「愛媛県産ヒノキGywood」は、地域経済の活性化に貢献すると共に、雑木伐採を減らし環境への配慮を示すものともなっていくことでしょう。今後の展開に目が離せません。

左から、愛媛県産材製品市場開拓協議会の菊池会長、愛媛県の中村知事、ナイス株式会社の杉田会長が一堂に会した発表会のシーンは、地域材の魅力を再認識させるひとときでした。今後も地域材を用いた持続可能な開発が期待されています。


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