いすゞ自動車が藤沢・栃木工場への再生可能エネルギー導入を決定

いすゞ自動車の再生可能エネルギー導入の取り組み

いすゞ自動車株式会社は、東京ガス株式会社および東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社と連携し、藤沢工場（神奈川県藤沢市）と栃木工場（栃木県栃木市）への再生可能エネルギー導入を決定しました。この取り組みにより、いすゞは実質再生可能エネルギー100%の電力を供給することになります。

オフサイトコーポレートPPAの概要

このプロジェクトはオフサイトコーポレートPPAを活用し、2025年4月から藤沢工場にて年12GWhの再生可能エネルギーが導入される計画です。再生可能エネルギー比率は約14%となり、東京ガスによる供給の中では最大規模となります。その後、栃木工場でも2027年4月からの導入が予定されています。この取り組みによって、年間約50,000tのCO2排出削減が見込まれています。

電力供給の仕組み

再生可能エネルギーの供給は、東京ガスが複数の太陽光発電所から集める電力と非化石証書を組み合わせて行われます。不足分については東京ガスの発電所からの電力に再生可能由来の非化石証書を付与し、再エネ100%電力として提供されます。このような仕組みにより、いすゞの藤沢・栃木両工場は持続可能なエネルギー源にアクセスすることが可能になります。

いすゞの環境への取り組み

いすゞは長期的に環境保護に取り組む姿勢を示しており、2050年までにカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。このビジョンは2020年に策定されたもので、2030年までにCO2排出量を2013年度比で50%削減する目標を掲げています。今回の再生可能エネルギー導入は、その一環として位置付けられています。

東京ガスのカーボンニュートラルへの取り組み

東京ガスもまた、カーボンニュートラル社会に向けた道筋を示しており、2024年に発表された「東京ガスグループカーボンニュートラルロードマップ2050」を基に様々な取り組みを進めています。特に、法人向けのソリューション事業である「IGNITURE」を通じて、サステナブルなビジネスの実現を支援しています。