アップガレージ、AI査定機能開発で買取業務の効率化を実現!
株式会社アップガレージグループが新たに開発したAI査定機能が、店舗での買取業務に革命をもたらします。神奈川県横浜市に本社を置く同社は、カー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」を全国展開しており、長年にわたって蓄積してきたデータをもとに、より効率的で高精度な査定を実現させるためにAI技術を導入しました。
開発の背景
「Good Mobility, Happy Life」のブランドスローガンのもと、アップガレージグループは「循環型社会」におけるモビリティパーツの提供に注力しています。中古カー用品業界では、買取査定が属人化しやすいという課題があり、その解決に向けてAI査定機能の導入が進められています。25年分の資データを活用し、査定業務のスピード、精度、再現性を向上させ、お客様の豊かなモビリティライフを支える基盤を築いています。
AI査定機能の概要
新たに導入されたAI査定機能は、アップガレージがこれまでに蓄積してきた買取実績データを学習し、商品情報や状態に応じた適正価格を瞬時に提示します。査定画面にはAIチャットが組み込まれており、AI買取担当が査定をサポートするため、新人スタッフでも迷わず査定を行える仕組みが整っています。チャット機能を通じて正確な査定をサポートすることで、業務の効率化と査定精度の向上を同時に実現しています。
自動査定とサポート機能
商品情報を入力することでAIが自動で査定を行い、チャット機能がその精度をさらに高める仕組みとなっています。これにより、買取業務のフローがスムーズになり、結果として顧客満足度の向上にもつながります。
開発の裏側 ~開発担当の苦労と挑戦~
「これを作りたい」を実現するためのアプローチ
AI開発の現場では、「こうしたい」というビジョンを実現するために多様なアプローチがあります。自社の事例だけでなく、他社の成功例も調査し、最適な方法を見極めることが重要です。また、現場の意見を即座に反映し、短期間での対応が求められるため、柔軟性とスピード感も必要です。
コスト面でのバランスを取る難しさ
最新のAI技術は高性能ですが、それに伴うコストも高くなります。一方で古いモデルでは精度が不十分なため、その中間を探る努力が求められました。既存のシステムを効率的に活用し、コストを抑えつつも高い効果をもたらす構成を実現しました。
現場に寄り添うAI開発アプローチ
AI査定機能の開発においては、現場の業務フローや課題を深く理解することが欠かせません。店舗スタッフと何度もヒアリングを行い、実際の業務に即した機能やUIを設計することで、単なる自動化ではなく「現場で本当に使えるAI」を目指しました。
今後の展望
AIの進化に伴い、今後もアップデートと現場ヒアリングを繰り返していく方針です。より高精度かつスピーディーな買取体験の実現を通じて、従業員の働きやすさと顧客満足度を両立することを目指しています。
アップガレージグループとは
1999年に設立されたアップガレージグループは、国内外に250店舗以上を展開する中古カー&バイク用品のリユース専門店です。また、新品タイヤの専門ブランドである「タイヤ流通センター」や自転車専門リユース事業「アップガレージサイクルズ」の運営も行っています。2024年にはアメリカ・カリフォルニア州に新規出店する計画もあり、グローバルな展開にも力を入れています。ブランドスローガン「Good Mobility, Happy Life」の実現に向けた挑戦は今後も続きます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社アップガレージグループ
- - 住所: 神奈川県横浜市青葉区榎が丘7-22
- - 代表取締役社長: 河野映彦
- - 資本金: 524,305千円
- - 事業内容: リユース事業、人材紹介事業、システム開発、流通卸売事業の運営
- - ホームページ: アップガレージグループ
- - サービスサイト: アップガレージ