フードバンク湘南、ひとり親家庭への食料支援拡大プロジェクト
認定NPO法人フードバンク湘南は、2023年12月に「ひとり親家庭等への食料支援拡大プロジェクト」を行いました。このプロジェクトは食料支援の拡大を目指し、特にクリスマスシーズンに子どもたちを応援することを目的としていました。
プロジェクトの概要
フードバンク湘南では、給食が唯一の食料源となっている子どもたちが長期休暇を迎える際に栄養不足にならないよう支援することを重視しています。上述のプロジェクトは、長期休暇中のひとり親家庭に必要な食料を地域社会から集め、届けることを目的としています。
特に、2023年12月の夏休みおよび冬休み期間中に、このプロジェクトを通じて地域のひとり親家庭を対象にしました。具体的には、約190世帯に食品の詰め合わせやお菓子などを配布し、735人の子どもたちに笑顔を届けました。
食品の配布状況
2023年の冬の期間、約三週間にわたって行われた食品配布では、通常の1.5倍の量を用意しました。事前にSNSやメディアを活用した告知が功を奏し、広範囲の企業や個人から寄付が寄せられました。この結果、平塚市内を中心に34社、さらに市外からも6社からの寄付が集まりました。
クリスマスケーキの無償配布
さらに、2023年12月22日から25日までの4日間にわたり、地元スーパー「しまむら」の協力を得て、130世帯にクリスマスケーキの無償配布を実施しました。ケーキの受け取り場所を市内の9か所の店舗に増やし、より多くの家庭に喜んでもらうことができました。
この特別な支援の実施には、三菱UFJ銀行平塚支店からの寄付も重要な役割を果たしました。寄付金に加えて、支店長や行員がボランティアとして配布活動に参加することで、地域のつながりがさらに強まりました。受け取った家庭からは、心の温まるお礼のハガキも続々と届き、その中には「久しぶりに家族で祝うことができた」という喜びの声も寄せられました。
今後の展望
フードバンク湘南はこのような取り組みを今後も続け、地域社会の連携をより深めていく方針です。「誰一人取り残さない」ために、企業や団体と協力しながら問題解決に向けて歩んでいくことを目指しています。
フードバンク湘南の紹介
フードバンク湘南は、2017年に設立されたNPO法人で、食品ロス削減と貧困問題解決に取り組んでいます。組織はさまざまな方から寄付を受け取り、必要としている家庭や子ども食堂などへ食料を無償提供しています。活動に賛同する企業や団体も多く、地域の支えとなる存在です。ご興味のある方は、公式サイトやSNSをご覧ください。
ウェブサイト:
フードバンク湘南
特定非営利活動法人フードバンク湘南は、今後も継続的な支援を通じて、地域に必要とされるサービスと温かい支援を届けていきます。