株式会社ソディック、射出成形機事業部を産業機械事業部へ組織改編し新技術開発

株式会社ソディックが組織改編を実施

株式会社ソディックは2025年1月1日より、射出成形機事業部を産業機械事業部に改編しました。この変革は、企業の技術力をさらに高め、お客様のニーズに応えるための重要なステップです。

新たな技術開発への挑戦

同社の代表的な製品であるV-LINE®射出成形機は、軽量でコンパクトな設計によって、精密部品の製造において高い市場競争力を持っています。最近では、ロジック半導体やチップレット関連市場の成長に伴い、微細かつ精密な部品への需要が急増しています。この状況を受け、ソディックは新たな技術や要素技術を開発し、事業領域を拡張することを目指しています。これによって、革新的な機械装置の提供を通じて、さらなる成長を推進していきます。

例えば、新素材の開発や新しい工法の導入、自動化システムの需要に対処するなど、業務を多角化していく計画です。また、装置メーカーや顧客との緊密な連携を通じて、さらなる成長の実現を図っています。

生産現場のサポート強化

技術革新に加え、ソディックは生産現場において直面する様々な課題の解決にも力を入れています。特に人手不足やデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進といった問題に向けて、成形加工や保守管理支援などのソリューションサービスが強化されます。

具体的には、人材育成プログラムの提供や、専門知識を持つスタッフの派遣が行われ、顧客が機械の性能を最大限に活かせるようサポートします。

遠隔サポートシステムの導入

加えて、射出成形機に特化したIT/IoT機能を搭載したアプリケーション「V Connect Plus」による遠隔サポートも重要な施策です。このシステムは、トラブルが発生した際や繁忙期における迅速な対応を可能にし、製造ラインの停止時間を最小限に抑えることに貢献します。これにより、生産現場の効率化と生産性向上を実現します。

未来へ向けた展望

ソディックは、機械開発とソリューションサービスの両面での強化を通じて、顧客の成長や生産現場の課題解決に向けて邁進していきます。さらに、同社はNC装置やモーションコントローラ、リニアモータなどを自社開発し、これまでの技術力を融合させ、産業全体に関連する機械装置の開発へと事業を拡大するものと期待されています。

今後のソディックの展開に、ますます注目が集まります。