新たな図書館誕生
2025-07-02 15:25:28

横浜市立全小学校で導入決定!子どもたちのための電子図書館『Yomokka!』

横浜市立全小学校等で始動!読み放題型電子図書館『Yomokka!』



横浜市は、全国最大規模の読み放題型電子図書館『Yomokka!(よもっか!)』を2025年7月から全ての市立小学校や義務教育学校、特別支援学校に導入することを発表しました。この取り組みは、株式会社ポプラ社が提供する教育ICTプラットフォーム『MottoSokka!(もっとそっか!)』を基にしています。市長は、6月30日の定例記者会見において、子どもたちの読書機会を大きく増やすことへの意義を強調しました。

『Yomokka!』の特徴とは?


『Yomokka!』は、物理的な制約を受けずに、子どもたちが好きな本を自由に読めるプラットフォームです。ここでは、同じ本を複数人が同時に読めるため、授業での活用が広がります。また、1人1台の端末を使い、学校外や自宅でも手軽に読書が楽しめます。このようにして、読書への関心を高め、主体的に学ぶ力を養うことを目的としています。

導入される学校と対象児童生徒


  • - 導入校数: 351校(横浜市立小学校・義務教育学校・特別支援学校)
  • - 対象児童生徒数: 約17万人

充実した読書体験が得られるメリット


横浜市教育委員会が挙げる『Yomokka!』導入の主な利点は次の4点です。

1. 同時利用の幅広さ
- 同じ本を多くの生徒が同時に楽しむことができ、授業での共同学習にも活用可能です。

2. 学校図書館の不足を解消
- 43社から提供される約5,000冊が読み放題で、物理的なスペースを必要としないため、書籍の充実が図れます。

3. 読書状況の確認
- 読書量を把握することができ、各自の読書履歴を閲覧可能です。

4. アクセシビリティの向上
- 子どもたち個々のニーズに応じた、文字サイズやフォントの変更、音声読み上げ機能を搭載しています。

試行導入校での成功事例


『Yomokka!』は、2024年7月から1年間、横浜市内の9校で試行導入が行われました。その結果、以下のような成果が報告されています。

この記事のメリット


  • - 試行校での読書量が急増
- 試行校の小学生は、1ヶ月あたり平均20.7冊を利用しており、全国平均の13.8冊を大きく上回っています。この結果は、自由に好きな本にアクセスできる環境が大きく貢献していることを示しています。

  • - 学校図書館の利用も増加
-試行校では、学校図書館の利用者が増え、貸出冊数も上昇傾向にあることが確認されました。

  • - 心温まる感想が多数
- 子どもたちは「貸出中の本に悩むことがない」と喜びを示し、教員や保護者からは子どもの学ぶ姿勢の向上を感じる声が多く上がっています。

今後の展望


2025年の全校導入を経て、『Yomokka!』は横浜市の新たな図書文化の基盤となることを目指しています。将来的には利用データを通じて、より良い学校づくりの役に立てるよう、横浜市教育委員会と連携していく予定です。これにより子どもたちにとっての読書環境がさらに充実し、教育現場に新たな価値をもたらすことが期待されています。ポプラ社が掲げる「こどもっとラボ」では、子どもたちの興味と好奇心を育むことを目的としたさまざまなサポートを展開しています。

まとめ


『Yomokka!』の導入は、横浜市内の子どもたちにとって、より豊かな読書体験を提供する大きな一歩となります。今後、この電子図書館が新たな知識の扉を開き、無限の学びの可能性をもたらすことを期待しています。


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