ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでの輝かしい受賞
日本最大級のクリエイティブアワードである「2025 65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、The Breakthrough Company GOが企画した2つのプロジェクトが4部門で受賞しました。受賞したのはファミリーマートの「涙目シール」とベイブレードの「GEAR SPORTS」。これらのプロジェクトが、いかにしてクリエイティブな発想を基に社会を変える力を持つのかを振り返ります。
ファミリーマート「涙目シール」
まず、ファミリーマートの「涙目シール」は、食品ロス削減を目指した取り組みとして注目されています。このシールは、値引き商品に「お客さまの心に響くメッセージ」を添え、消費者に感情的な共感を呼び起こすことを目的としています。「涙目のおむすび」と「たすけてください」というメッセージによって、消費者の購買動機を「安いから買う」から「助けたいから買う」へと変換しました。
実際に行われた実証実験では、購入率が5ポイント向上し、3月からの全国展開では年間約3000トンの廃棄削減が見込まれています。これにより、ファミリーマートのブランドイメージも向上し、多くのメディア露出を得ることに成功しました。
ファミリーマートのサステナビリティ推進部の原田公雄氏が述べるように、このデザインは消費者の共感を得た結果であり、「企業が社会課題を隠さずに助けを求めること」の大切さを示すものでした。
ベイブレード「GEAR SPORTS」
次に紹介するのは、株式会社タカラトミーが展開する「ベイブレード」の新シリーズ「BEYBLADE X」です。この新作は、「GEAR SPORTS」と名付けられ、ブランドが「おもちゃ」を超え「スポーツ」としての位置づけを目指しています。これにより、子どもだけでなく大人も夢中になるマーケティングを実施し、初年度売上は前シリーズの約300%向上という驚異的な結果を残しました。
このプロジェクトにより、ベイブレードは世界累計出荷数4000万個を超え、異例のヒットを記録しました。タカラトミーの篠永恭平氏が述べるように、ブランドのイメージ再定義は長い道のりではあるものの、チーム全体が協力して目標に向かう姿勢が重要です。
まとめ
The Breakthrough Company GOが手がけたこれらのプロジェクトは、社会の問題解決と新たなエンターテインメント体験を融合させた素晴らしい例です。今回の受賞は、単にクリエイティブな発想を評価された結果であるだけでなく、企業がどのように社会に貢献できるかを考えさせる機会を提供しています。これからのさらなる展開が期待される中、GOの挑戦は今後も続くことでしょう。