神奈川大学の新プロダクト
2025-09-08 14:33:46

神奈川大学生が手掛けた最新暑熱対策プロダクトが完成し、地域と環境に新しい風を吹き込む

環境共生社会を目指して



このたび、神奈川大学の道用ゼミの学生たちと株式会社ダイイチが協力して開発した暑熱対策プロダクトが完成しました。このプロダクトは、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO」を契機に立ち上がった「ヨコハマ未来創造会議」の一環として、環境に優しい未来を創ることを目指しています。若い力と企業の技術が融合したこのプロジェクトは、地域資源の循環を意識したものとなっています。

プロダクトの概要



開発された暑熱対策プロダクトには、優れた断熱性を持つ「アップサイクル紙糸」が使用されています。この紙糸は、リサイクル率の低い紙パッケージと横浜市内の未利用間伐材を利用して製造されており、環境保護にも寄与しています。プロジェクトに参加した学生たちは、デジタル技術を駆使して約4ヶ月間かけてこのプロダクトを開発しました。

プロダクトには、晴雨兼用の傘や扇子、さらには会場スタッフのユニフォームとしてフード付きTシャツとポーチが含まれています。これらに施されたデコレーションは、横浜ならではのモチーフや花のコサージュがあしらわれており、一つ一つが地元の魅力を表現しています。

取り組みの背景と目的



「ヨコハマ未来創造会議」自体は、次世代を担う若者たちが環境に配慮した社会作りに参加するためのプラットフォームとして設立されました。この活動を通じて、持続可能な未来に向けた行動を促すことが期待されています。プロジェクトのスタート時点から「GREEN×EXPO 2027」での暑熱対策を意識し、デジタル機器を使用した共創によって生まれました。

性能検証



これらのプロダクトについては、温度の変化を可視化するためにサーモカメラを使用し、晴雨兼用傘を利用した場合とそうでない場合の温度の違いを確認しました。その結果、傘を使用することで周囲の温度が下がることが明らかとなり、その断熱性が実証されました。

今後の展開



特に注目すべきは、晴雨兼用傘が株式会社Nature Innovation Groupが運営する「アイカサ」と連携し、傘のシェアリングサービスとして展開される予定であることです。相鉄本線の瀬谷駅に設置される「アイカサ」機器にプロダクトが加わることで、より多くのユーザーに利用されることが見込まれます。

その他のプロダクトについても株式会社ダイイチが改良を加え、商品化を進めています。これにより、より多くの人々がこの取り組みに参加し、環境への意識を高める機会となるでしょう。

特別製作の魅力



プロジェクトの一環として、地元で伐採される危険の高い桜を活用した特別製作も行われました。学生たちの「地域のものを使う」というアイデアから、桜色に染められた傘生地が完成。これにより、地域の資源を生かしながら、新たな価値を創出できたことが大きな成果となりました。

最後に



神奈川大学とダイイチの共同開発によるこの取り組みは、環境に優しい未来創造に向けた重要な一歩です。これからも地域資源を活用しづつ、持続可能なライフスタイルを確立していくための活動が広がっていくことに期待が寄せられています。まさに「環境共生社会」を目指す新たな挑戦が、横浜から始まるのです。


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