初の系統蓄電所
2025-09-08 16:21:22

神奈川初の系統蓄電所「MSB神奈川愛川蓄電所」の商業運転開始

神奈川初の「MSB神奈川愛川蓄電所」が始動



2023年9月1日、MIRARTHホールディングスの子会社であるMIRARTHアセットマネジメント(以下「MAM」)は、神奈川県愛甲郡愛川町に位置する「MSB(ミラースストレージバッテリー)神奈川愛川蓄電所」の商業運転を開始しました。これは、同グループにとって初となる系統蓄電所です。このプロジェクトは、パワーエックス社と共同で進めており、パワーエックスが開発した「Mega Power 2700A」という蓄電システムを使用しています。

「MSB神奈川愛川蓄電所」の概要



この蓄電所は、法人向けの再エネ電力サービス「X-PPA」や卸電力取引市場、容量市場、需給調整市場での需給バランシングに役立てられます。特に注目されるのが、パワーエックス社の「蓄電所トーリング」の仕組みです。この契約により、MAMは安定した固定収入を得ることが可能となり、蓄電事業のキャッシュフローの予測が容易になります。

MAMとパワーエックスは、今後も再生可能エネルギーの普及と地域の電力システムの安定化に向けた仲間として、さらなる系統蓄電所の開発を進める方針です。これにより、地域の電力の信頼性向上に貢献し、持続可能な未来を実現することを目指しています。

SDGsに向けた取り組み



MIRARTHホールディングスは、「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」を企業の存在意義として掲げ、住宅の供給や再生可能エネルギーの開発に力を入れています。東京都中央区では、「中央区立桜川公園官民連携事業」での選定や、福岡県うきは市での「UKIHA RIVERCAMP」の開発など、地域創生へ貢献する多面的な取り組みを展開しています。

さらに、MIRARTHエナジーソリューションズは、2013年からのメガソーラー事業を皮切りに、年々発電規模を拡大。2021年には、バイオマス発電や風力発電にも参入し、持続可能なエネルギー開発に努めています。地方創生としては、カンボジアにおいて現地法人を設立し、地域産品のバイオマス燃料化等、新たな挑戦にも取り組んでいます。

未来へのビジョン



MIRARTHは、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、温室効果ガス排出削減の長期目標を設定しています。2030年までに2022年度比で45%削減するという具体的な数値目標を掲げ、全社を挙げて持続可能性の向上を図る所存です。これにより、地域のみならず、全国規模での環境への貢献を果たしていきます。

将来的な展開



今後の展開として、MSB神奈川愛川蓄電所は蓄電所アグリゲーションサービスを運用する重要なモデルケースとなります。このプロジェクトを経て、様々な再生可能エネルギーとの連携や、新たな技術革新が期待されています。MAMとパワーエックスは、地域の電力システムの安定化を背景に、次世代エネルギーの可能性を探求し続けます。

MIRARTHホールディングスの「MIRAI for EARTH」プロジェクトを通じて、企業の社会的責任を果たしつつ、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを強化しています。


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