新しいドローン教育
2025-08-08 10:17:47

元JALパイロットが教える新しいドローン安全教育の形とは?

ドローン操縦士の新基準、安全教育の実践



近年、ドローンに関わる国家資格の取得を目指す人々が増えていますが、資格がすべてではありません。特に、現場で信頼される操縦者が求められている今、どのようにしてそれを実現するのか。元JAL国際線パイロットが監修するNAPAドローンアカデミーでは、この課題に対して独自のアプローチで教育を行っています。

NAPAドローンアカデミーの誕生



株式会社TRIPLE7が運営するNAPAドローンアカデミーは、ドローンの操縦者育成を目的とした教育機関です。代表の岩岡真吾は、約20年間にわたりJALで国際線パイロットとしての経験を積んだ専門家であり、彼の知識と経験がこのアカデミーの教育内容に生かされています。教育プログラムでは、国家資格の取得に加えて、実務で通用するスキルも重視されています。

実務で必要な「信頼」とは



ドローンを操縦する上で最も重要なのは、実務レベルでの信頼性です。NAPAドローンアカデミーでは、資格を取得した後も、現場での安全意識を高めるための教育に力を入れています。実際の業務で起こる多くの問題は「基本を確認しない」や「操作の思い込み」から来てしまいます。このため、アカデミーでは「空を飛ばす責任」を教える教育が実施されています。

安全教育の三つの柱



NAPAの安全教育は、以下の三つの視点から構成されています。

1. 基本確認の徹底
操縦前のチェックリストや保守点検手順の重視、環境に関するリスクアセスメントを行います。

2. 現場を想定したトレーニング
実務環境を再現し、風や電波障害などをシミュレーションしながら学ぶことを重視します。

3. 心の安全を育む教育
飛行前に感情状態をチェックし、チーム内での意思疎通を促す習慣を身につけさせます。

このように、NAPAドローンアカデミーは、単なる操縦技術だけではなく、信頼できる操縦者を育成する教育に力を入れているのです。

実際の業務で得られる信頼



NAPAでは、飛行前に全員でリスクや状況を確認する文化が根付いています。これは、年齢や経験を超えて、真剣に空の安全を追求する姿勢から来ています。現在、多くの企業がNAPAの教育を取り入れており、ドローンの点検や空撮、高圧洗浄など、多様な現場で活躍しています。NAPAで育成されたパイロットは、信頼を勝ち取ることで独自の存在感を示しています。

ドローン教育の新しいスタンダード



TRIPLE7では、資格を取得することを終わりにするのではなく、その先の「信頼される人材」を育成することを重視しています。「誰よりも安全に飛ばせる人材が、誰よりも長く仕事を続けられる」という理念のもと、本当の意味での安全教育を提供し続けています。

NAPAドローンアカデミーは、千葉、横浜、大阪、栃木、広島の全国5拠点で運営されています。セカンドキャリアや転職を考える人々の支援だけでなく、企業向け研修や現場で即戦力となる人材育成を目指しています。NAPAの取り組みは、まさに“空のプロフェッショナル”を育てる新しい教育の形と言えるでしょう。


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