新しい妊娠可能性を測る『MyエイジF』のご紹介
株式会社TL Genomicsが開発した「MyエイジF」と呼ばれる新たな妊娠可能性を評価する検査が、2025年9月9日(火)に正式に発売されます。これに伴い、記者説明会が東京都品川のインターシティホールで開催され、妊娠に悩む女性たちに向けたこの新技術が紹介される予定です。
妊娠に対する不安を抱える女性たちへ
近年、晩婚化や出産を希望する年齢の上昇が進んでいます。その中で、多くの女性は自らの妊娠力に対する不安を抱えています。国立社会保障・人口問題研究所の調べによれば、不妊検査や治療を検討しているカップルは、その数約4.4組に1組にのぼります。また、「不妊かもしれない」と悩む夫婦は約2.5組に1組がその実情です。これらの背景から、女性たちが自分の妊娠可能性を知ることが求められています。
従来行われたAMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)は、卵子の数を測定するものであり、妊娠の可能性を評価するには限界がありました。卵子の数が多いからと言って必ず妊娠できるわけではなく、逆に数が少なくても妊娠できることもあります。そこで、TL Genomicsは新たなアプローチを模索し、この『MyエイジF』の開発に至りました。
画期的な技術の背景
TL Genomicsの代表取締役、久保知大氏は、自身の妻が高リスクの妊娠を経験したことで、この研究を開始。国立循環器病研究センターとの共同開発により、染色体の老化度を測定する新技術「SinChro™」を発表しました。この技術に基づき、大阪公立大学医学部で実施された調査では、500人の女性を対象にこの検査が自然妊娠のしやすさと関係していることが確認されました。
『MyエイジF』検査を通じて、自宅で簡単に血液採取を行い、全身の老化度を評価することが可能です。この結果をもとに、自分の妊娠力が数値化され、具体的な妊活プランを練る手助けになります。女性たちは自分自身の体についての理解を深めることで、不妊治療と仕事を両立させるためのライフプランを立てることができます。
検査を受けるための便利な手順
『MyエイジF』の利用は非常に簡単です。公式サイトから検査キットを購入し、自宅で手軽に測定を行います。その手順は次の通りです。
1. キットが自宅に配送される(WEB申し込み後)。
2. 指先から1滴の血液を採取。
3. 採取した血液をラボへ郵送。
4. 結果が約1週間後にメールで通知されます。
さらに、提携しているクリニックでの検査も可能で、専門家によるカウンセリングが受けられます。メディカルパークみなとみらいや丸の内の森レディースクリニックを利用することができます。
未来を見据えて
『MyエイジF』は、妊娠を希望する女性やカップルが、安心して人生の選択を行える社会の実現を目指します。TL Genomicsは研究開発から社会実装まで一貫して推進し、日本発の技術を介して、人々の生活に新たな価値を生み出すことを使命としています。
記者説明会では、代表の久保氏が技術開発の経緯や今後の展望について直接語ります。この機会に新たな妊娠可能性の検査『MyエイジF』の詳細を知り、未来への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。