岡山大学の挑戦
2025-10-09 01:19:17

岡山大学、地域医療と研究人材育成について文科省と意見交換

岡山大学と文部科学省の意見交換会



2025年9月26日、岡山大学では文部科学省の先﨑卓歩大臣官房審議官らが訪問し、那須保友学長をはじめとする大学関係者との意見交換会が開催されました。この会議では、研究マネジメント人材の育成や地域医療の未来について幅広いテーマが議論されました。

J-PEAKS事業の推進



岡山大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、その活動を通じて地域の高等教育の質を向上させるためのさまざまな取り組みを進めていることが紹介されました。那須学長は、J-PEAKS事業を学内に浸透させるために、教職員を対象とした講義や対話の機会を設けていると述べました。これにより、大学は技術職員の育成や組織化を進め、地域との連携を深めることを目指しています。

技術職員とURAの役割



意見交換では、技術職員やURA(高度研究マネジメント人材)の育成が重要視されました。岡山大学では、総合技術部が新たに設立され、人的リソースの効率的な配置が進められています。また、大学内での人材育成だけでなく、他大学や企業との人事交流も計画されており、将来的には地域全体での知的循環の構築を目指しています。

教育プラットフォームの構築



先﨑審議官からは、アメリカの高校生向けアドバンストプレイスメントプログラムの取り組みが紹介され、地域との連携を通じた高校生の教育の重要性が強調されました。岡山大学でも、地域の工業高校や高等専門学校と連携し、進学先としての魅力を高めようとする努力をしています。

研究設備の視察



意見交換の後、先﨑審議官は岡山大学の異分野基礎科学研究所や共創イノベーションラボ(KIBINOVE)を訪れ、最新の研究設備を視察しました。クライオ電子顕微鏡の利用状況や、これからの研究活動における設備の共用化についても意見が交わされ、今後の研究の進展に期待が寄せられました。

岡山大学病院の取り組み



別の視察では、岡山大学病院において、病院の取り組みや国立大学病院全体の経営に関する現状が話し合われました。老朽化が進む施設の維持管理や更新計画については、今後の地域医療や次世代の医療人材育成に向けた重要な課題として注視されています。

結論



岡山大学は、J-PEAKS事業を有効活用しながら、研究人材の高度化や地域医療の未来に向けた取り組みを推進しています。地域中核・特色ある研究大学として、これからもその挑戦と変革に期待が寄せられています。大学は、地域社会との協力を通じて持続可能な発展を目指しております。


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