横浜市民ギャラリーあざみ野の特別展
横浜市民ギャラリーあざみ野では、2026年1月24日から2月22日の期間で、特別な展覧会『あざみ野フォト・アニュアル2026』が開催されます。この展覧会は、ギャラリーの開館20周年を記念し、横浜市が所蔵するカメラや写真コレクションの魅力を再発見する絶好の機会です。
展覧会の概要
「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展」として、特にアメリカの実業家サーマン・F・ネイラーによって蒐集された貴重なコレクションが中心となります。サーマン・F・ネイラーは、写真技術やその文化への独自の視点を持つ蒐集家で、彼のコレクションには、写真の歴史をたどる手がかりが数多く含まれています。
コレクションの中には、世界初の写真集『自然の鉛筆』など、写真史の重要な資料が多く展示されます。これにより、写真技術がどのように進化し、人々に受け入れられたかを追体験できる内容となっています。
目を引く展示のポイント
1. 『自然の鉛筆』の特別展示
1844〜46年に出版された『自然の鉛筆』は、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットがその発明したネガポジ印画法を世に知らしめるために発行したもので、今回は10年ぶりにページを変える形で展示されます。この展示を通じて、当時の写真新技術の革新性を感じることができます。
2. 重要なカメラの展示
展示される約200点の資料には、19世紀に活躍したダゲレオタイプのカメラから、20世紀にかけてのコダックやライカのカメラまで幅広い年代の物が含まれています。また、展示アイテムには、写真にまつわる家具や彫刻、さらにはおもちゃなども取り入れられ、見所が満載です。
3. コレクションキャラクターの登場
また、開館20周年を祝して生まれたキャラクター、アザミックとアザミノックスが登場し、展示の注目ポイントを伝える役割を果たします。彼らのユニークな視点での解説も楽しみです。
特別展示「鈴木のぞみ」
会期中には、アーティストの鈴木のぞみによる作品が展示され、事物に宿る記憶をテーマにした作品が観覧者を魅了します。写真と記憶、視覚の関係について新たな視点を提供してくれるでしょう。
関連イベント
展覧会に併せて、様々な関連イベントも予定されています。
- - アメリカ初期写真 三都歴史めぐり:アメリカの三都市を中心に、19世紀の写真技術の発展を紹介します。
- - ワークショップ「写真が生まれた時代のフォトジェニック・ドローイング」:19世紀の印画紙を用いた作品制作体験ができます。
- - ギャラリートーク:展覧会の専門家が案内し、出品作についての解説を行う企画です。
これらのイベントに参加することで、より深く展覧会を楽しむことができるでしょう。
展覧会詳細
- - 開催期間:2026年1月24日(土)~2月22日(日)
- - 休館日:1月26日(月)
- - 開催時間:11:00~18:00
- - 場所:横浜市民ギャラリーあざみ野展示室2
- - 入場料:無料
興味のある方は、横浜市民ギャラリーあざみ野の公式ホームページで最新情報を確認して、ぜひ足を運んでみてください。