横浜が贈る新しい観光体験「花の港」展開の全貌

横浜市が新たに打ち出した観光ブランド「花の港」が、2027年の国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」を見据えてスタートしました。この取り組みは、横浜の象徴である港と花を掛け合わせ、都心臨海部を中心とした一体的なプロモーションを図るものです。

花の港のビジョンと期待

「花の港」は、“花と幸せがあふれる豊かな港まち・横浜”を実現するためのプロジェクトです。このテーマのもと、横浜を訪れる人々が花に囲まれることを通じて、心温まる体験を得られることを目指しています。振り返れば、横浜港はかつて日本の花々が世界へと旅立つ玄関口でした。1859年の開港以来、多くの亜種が国内外で評価され、特に西洋の庭園を華やかに飾る存在となりました。この歴史的背景を胸に、横浜は再び「花の港」として国際的な魅力を発信していきます。

「花の港」のコンセプトとストーリー

コンセプト

「横浜から世界へ〜人と人、街と世界を花でつなぐ〜」が新たなコンセプトです。

ブランドストーリー

横浜港は、過去に多くのユリ球根を送り出し、各国に日本の美を伝えてきました。1873年に行われたウィーン万国博覧会では、日本のユリが注目を集め、その後の輸出は日本全体の9割以上を占めました。こうした歴史を現代に生かし、花を通じて人と人を結ぶ地域づくりへとつなげていきます。

「花の港」公式サイトとSNS

新たに開設された公式サイトでは、横浜の花に関連したイベントや装飾情報を発信しています。特に注目したいのが、街を歩きながら花を楽しむ提案です。また、公式Instagramでも、リアルタイムでイベント情報や花関連の情報を更新しています。

「花の港」を支える三つの事業

「花の港」を構成するのは、以下の三つの事業です。市内の事業者と協力し、花と幸せにあふれる港町づくりを推進しています。

1. YOKOHAMA NIGHT FLOWERS（ヨコハマナイトフラワーズ）
通年で夜空に花火が打ち上がり、特に週末には短時間のパフォーマンスで横浜港周辺を彩っています。2027年の国際園芸博覧会を契機に、夜空に咲く花の魅力を表現します。
- 公式サイト

2. YOKOHAMA PRECIOUS FLOWERS（ヨコハマプレシャスフラワーズ）
横浜の美しい景観を生かし、アニバーサリーのための特別なプランを提案します。記念日を祝うためのウェブサイトも整備されています。
- 公式サイト

3. YOKOHAMA SHOWER FLOWERS（ヨコハマシャワーフラワーズ）
新たにスタートしたこの事業では、花に包まれるイベント体験を提供します。インスタレーションや移動式観光案内所「YOKOHAMA FLOWER BASE」から花の情報を発信します。
- 公式サイト