タイ初上陸の「anybot」がLINE市場を革新する躍進
神奈川県横浜市に本社を構えるエボラニ株式会社が、今月タイにおいてLINEミニアプリ・チャットボット開発ツール「anybot」の提供を開始しました。これにより、タイ市場へ初めての進出を果たしたことになります。
タイにおけるLINEの圧倒的な普及
タイ国内におけるLINEの利用者数は約5,400万人、全人口の約80%に相当します。LINEはニュース閲覧やデリバリー、タクシー配車など多岐にわたる場面で利用されており、国民生活において重要な役割を果たしています。この状況を背景に、エボラニはタイでのビジネスチャンスを見出しました。
The Omeletとの戦略的パートナーシップ
エボラニは、タイのバンコクに拠点を持つThe Omelet Co., Ltd.と提携し、現地での「anybot」の販売や運用、カスタマーサービスを行うことになりました。The OmeletはLINEを利用したソーシャルコマースのユーザー体験創出に特化した企業であり、エボラニの意図する「anybot」の導入を強力に後押しするパートナーとして期待されています。
anybotの導入事例:PTTグループ
初の導入事例として、タイで最大の石油販売会社PTT Public Company Limitedに「anybot」を展開しました。PTTグループはデジタルトランスフォーメーションを進める中で、従業員のAIリテラシーを向上させたいと考えており、エボラニのソリューションはその目的に合致しています。
AIリテラシー向上のためのゲーミフィケーション体験
エボラニは、LINEプラットフォーム内で完結するゲーミフィケーション体験を設計しました。具体的には、画像生成やクイズ、ミッションといったAIの機能を活用し、従業員が楽しみながら学ぶことができる仕組みを構築しました。これにより、参加者はAIに対する関心を深め、やりがいを持ちながらAI導入プロセスに関与できるようになります。
初回の導入期間中には1,300人以上が参加し、高い定着率を記録しました。これにより、従業員は自身の業務生産性向上を実感しながら、多くの場面でAIを活用する力を得ました。
まとめ
PTTグループへの「anybot」の導入は、単にツールを提供するだけでなく、従業員のAI活用を推進し、企業全体のデジタル変革を加速させる重要なステップとなりました。エボラニはこの成功事例を基に、タイ市場での「anybot」の普及活動をさらに展開していくことでしょう。
【参考情報】
エボラニは、今後もITを通じて地域社会に貢献していく姿勢を持ち続けます。