Xiaomi SU7 Max登場
2025-07-25 15:21:21

株式会社小野測器が新たに「Xiaomi SU7 Max」の測定レポートを販売開始

既存の枠を超えた自動車計測レポートの新展開



株式会社小野測器は、2025年5月より新たに中国の電動スポーツセダン「Xiaomi SU7 Max」に関するベンチマーキングレポートの販売を開始することを発表しました。この取り組みは、顧客の要求に応じた新しいチャレンジの一環として位置づけられています。2023年から始まった電動車両を対象としたレポート販売は、テスラ・モデル3やBYD仰望U8といった車種が既にラインアップに追加されており、今回はその電動車両カテゴリーに「Xiaomi SU7 Max」が加わります。

高度なエンジニアリング技術を活用した計測データ



小野測器は、当社のエンジニアリング技術を駆使して、各種自動車の性能に関する詳細な計測データを提供しています。この新報告書は、特に今回初めて従来のベンチマーキングレポートと組み合わせて、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)およびロードノイズ伝達経路解析(TPA)の測定データが含まれることが特徴です。TPAは、自動車の騒音や振動性能を最適化するための重要な技術であり、将来的には新しい中期経営計画「Challenge StageIV」にもつながる重要な取り組みとされています。これにより、自動車メーカーの開発における工数削減とカーボンニュートラルの実現にも寄与します。

顧客のニーズに応えるラインアップ



新たに加わる「Xiaomi SU7 Max」のレポートは、実走行データを基にした詳細な解析が行われます。具体的には、車室内の騒音やパワーユニットの騒音振動、足回りの振動などのNVH測定が実施され、さらにロードノイズの伝達経路解析も行われます。これにより、各ボディ部分からの騒音の寄与や音響感度が算出されます。走行抵抗についても、GTR No.15 Amendment 6に則り実走行テストを行い、データが収集されます。

自動車業界における重要な情報源



自動車の開発が高度化し多様化する昨今、ベンチマーキングは開発プロセスにおいて重要な情報源とされています。特に、電動車両における情報が必要とされており、モーターサプライヤーなど幅広い業種からのニーズも高まっています。小野測器の計測器メーカーとしての視点から、電動車両に特化した詳細なレポートを提供することで、自動車メーカーや関連企業の効率的な開発をサポートしています。

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企業の背景



株式会社小野測器は、1954年に創業以来、電子計測機器の製造と販売を行ってきました。幅広い分野への技術提供を行い、自動車産業でも、HondaのF1レース活動においても技術面でのサポートをしてきた歴史があります。近年は、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、電動車両の開発支援にも力を入れています。具体的な技術力を背景に、今後も自動車業界に貢献していくことでしょう。


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