モバイルハウスの可能性を広げる新会社
2025年4月、竹中工務店は、トレーラー開発を手がける株式会社クロコアートファクトリーと共同で、モバイルハウス事業を展開する新たな会社「株式会社オフグリッドフィールド」を設立しました。本社は神奈川県小田原市に置かれ、今後、様々なアプローチでモバイルハウスを活用した事業を進めていくことが期待されています。
この新会社は、建設業界における働き方改革や生産性向上を目指しています。2023年11月に自立電源と通信機能を備えた「牽引式オフグリッド型モバイルハウス」の導入を開始し、構造物の建設現場での活躍が期待されています。この取り組みにより、スタッフの移動時間が削減され、生産性の向上が確認されています。
社会的なニーズに応じた事業展開
さらに、2024年5月には、大阪・関西万博の工事現場で移動式コンビニエンスストアを開店する計画も進められています。この実証実験を通じて、建設業界だけでなく、他の業界からも注目を集めています。新会社では、工事現場だけでなく、インフラの整っていない地域でも利用できるモバイルハウスの特性を生かし、社会課題解決に向けた事業を推進していく意向です。
具体的な事業内容の概要
「株式会社オフグリッドフィールド」の事業内容は多岐にわたります。具体的には、以下の4つの事業を展開します。
1.
オフグリッド型モビリティーのレンタル事業
2.
レンタカー事業者などへのオフグリッド型モビリティーの販売事業
3.
オフグリッド体験パークの運営事業
4.
屋外空間の企画提案事業
これらの事業を通じて、2025年2月からはレンタカー事業も開始される見込みで、初年度の稼働率の目標は年間60%と設定されています。また、牽引式モバイルハウスは株式会社レンタルのニッケンからも借りられるため、より多くの方に利用されることが期待されています。
地域活性化への貢献
新しい会社の使命は、単なる建設工事に留まらず、「まちづくりモビリティーカンパニー」として地域活性化や社会問題の解決にも積極的に寄与することです。モバイルハウスの活用により、人々の生活やビジネスのスタイルが変わる可能性を秘めており、地域の人々にとっても魅力的な選択肢を提供していくことでしょう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社オフグリッドフィールド
- - 代表者: 取締役社長 廣里成隆
- - 所在地: 神奈川県小田原市早川128
- - 設立日時: 2024年12月
- - 公式サイト: オフグリッドフィールド
新会社の設立は様々な分野での改革を代表し、今後の展開が非常に楽しみです。地域に根ざしたサービスの提供によって、私たちの生活に新たな価値をもたらすことを期待しましょう。